米研究者、完全な「光学迷彩」技術の開発に成功
日本の人気アニメ「攻殻機動隊」で登場する物体を透明化する「光学迷彩」技術の開発に米カリフォルニア大学バークレー校の研究グループが成功していたことが11日、明らかとなった。 この研究発表を行ったのは同大学のXiang Zhang教授(Chancellor's Professor)を中心とする研究グループ。Zhang教授が開発した「光学迷彩」技術はナノサイズの特殊な素材を使ったもの。この素材に光の波動がぶつかると一般の物質のように光を反射することなしに物体の表面に沿って光波を屈折させることが可能(研究グループはこの現象を「ネガティブ・リフレクティング(negative refracting)」と呼んでいる)。結果的にこのナノサイズの特殊な素材は素材を通して向かい側の光波をそのまま反対側に通過させてしまうため、この素材は透明に見えてしまうことになるというものとなる。 この素材、今のところ大きさが10マイクロメートルと極小サイズであること、また光を屈折させる方向は決められており、2次元の方向でしか「ネガティブ・リフレクティング」は機能しないなどの制約はあるものの、理論上は大型の物体を完全に透明化させることも可能だと説明している。この研究成果は近く、英科学雑誌「ネイチャー」と米科学雑誌「サイエンス」に論文発表の予定。この「ネガティブ・リフレクティング」技術の研究は米軍の財政支援の元で進められたものとなる。米軍ではこの技術を応用することで将来、戦車などを可視的に透明化することを計画しているという。画像を拡大する 【Technobahn 2008/8/11 12:55】 なんと、、。 攻殻機動隊の設定は2030年ですので、ほんとに実現してしまいそうですな、、。 「企業のネットが星を覆い 電子や光が駆け巡っても 国家や民族が消えてなくなるほど 情報化されていない近未来---」 よくよく読むと深いですなあ、、、。 【追記】押井守といえば最近は「スカイクロラ」ですが、あわせてGhost in the Shell 攻殻機動隊2.0も公開だそうで、、、。
by ttori
| 2008-08-12 21:00
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