下のエントリーで散々HFの投資銀行化というという話を書いておきながら、一晩寝てみると、なんとなく違っている気が、、<あほ
仕事柄、間違っていると思うとすぐ方向転換しますので、その点ご容赦を。。(すみません。) で、 下記コメントでご指摘のとおり、プロップ(自己資金)とエージェンシー(委託資金)を一緒にトレードするのは、利益相反の問題もあり、難しいと思います。(できても、ファイアウオール等の厳格適用が求められるのでは) となると、やり方としては、自己資金をファンドに入れる方法が考えられます。ただ、ファンドを立ち上げる際にシードマネーとしてある程度自己資金を入れる必要はあると思いますが、わざわざIPOをして資金調達しなければならないか?と問われると疑問です。 となると、harry_g様のエントリーでご指摘があったとおり、 M&A等のため、という答えが一番すっきりする気がします。 ここのところ、資産運用業界では、M&Aの嵐が吹き荒れています。BlackRockがメリルの運用子会社を買収したり、MorganStanlyがHFを次々と買収したりと話題には事欠きません。昨日も世界最大の運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)を傘下にもつ英バークレイズが、ドイツのETFプロバイダーのINDEXCHANGE社をHVBから買収するとの報道が出ています。 現状、HF業界が飽和してきていて、運用に苦しむHFや優秀なマネージャーを取り込む手段として上場エクイティを用いる、というのはありではないでしょうか。 ただ、下記にコメントいただいた通り、もともと投資銀行のプロップデスクが切り離されてHFを設立してきた経緯を勘案するに、投資銀行がHFの再取り込みの動きはまた別の理由からかもしれませんが。 まあ、こうしたことは当事者に聞くのが一番!というわけで、そのうち、記事やらSECファイリングやらいろいろ情報が出てくると思いますので、それを待ちたいと思います。 お騒がせいたしました。。。 【追記】ファイリングをみると、M&Aのためのようですね。今後の動きに要注目というかんじですか。
by ttori
| 2006-11-08 21:06
| Market(マーケット事件簿)
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