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world order

最近あっちこっちで出ている、元格闘家須藤元気さん率いるworld order。
WORLD ORDER in WPC 2011
(マイクロソフト主催WPC2011のオープニングイベントに出演した際のパフォーマンスPV)


才能ある人はすごいと思う、、、。
なにより、こうした場できちんと発信できている日本人がいることはすばらしいと思う。
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by ttori | 2012-07-07 11:00 | 本 / CD / TV

次の舞台

英バークレイズ、金利操作問題でCEOが辞任
英金融大手バークレイズは3日、金利の不正操作で巨額の罰金を科された問題を受けて、ボブ・ダイヤモンド最高経営責任者(CEO)の辞任を発表した。辞任は即日付となる。前日にはマーカス・エイジアス会長が辞任を発表していた。
ダイヤモンド氏は同社を通して声明を出し、「私はいつも、何がバークレイズの利益に最もかなうかを考えて、実行することを心がけてきた」「今回の辞任ほど難しい決断はなかった」と述べた。一方で「バークレイズにかかる外からの圧力は損失を生じさせる恐れのある水準にまで高まっている。私は損失の発生を避けたかった」と語った。
後任を選ぶ間、エイジアス会長は現ポストにとどまる。エイジアス氏は声明で、16年間にわたるダイヤモンド氏の貢献と手腕をたたえた。バークレイズは、短期金利の国際的な指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を不正に操作したとして、米英当局と先週、総額約4億5000万ドル(約360億円)の罰金を支払うことで合意していた。
(CNN)

今ロンドンで大騒動になってるこの件。

今回は銀行がお互いに無担保でお金をやり取りする市場が舞台となりました。
世界で”指標”金利といわれるLIBOR。ロンドン・インターバンク(銀行間)・オファード(提示)・レート(金利)、略してLIBOR(ライボー)市場が舞台です。

この市場は例えば6ヶ月ドルライボーであれば毎日英国銀行協会(BBA)に主要銀行16行が「うちがお金貸すときのレートはこれです!」と申告し、(ドルライボー:米国ドルを借りる金利)順番に並べて高いほうのと低い方3つづつを除外し、残りの10行の提示レートを平均して公表します。

で、何が今問題になっているかというと、このライボー、世界中の金融商品の基準として採用されていて、例えばお金を借りた人が返すときの金利の基準にしたり(ライボー+ほにゃらら%とか)とまさに金融市場の”インフラ”として存在してます。そしてこの利回りを使った商品が世界で兆ドル(京円!)レベルであるとのこと。

で今回問題になったのはその基準金利を提示する際、本来の正しい(?)数値ではなく、自分達に有利な数値を出していたとの事。

、、、実は今回のこの話、今に始まったことではなく、実は2008年のリーマンショック後、多大な損失を被った大手銀行の一角が必要以上に低位にレートを出しているのではないか?という話がでてました(私のblogでもかなり前に取り上げましたが、、特にサブプライムショックの直撃を受けたUBSがLIBORを操作しているのでは?といわれてました)。

元々このLIBOR、無担保で貸す、という前提で設計されています。ここがポイントで、担保なしで相手にお金を貸す、という前提である以上、相手の信用リスクが高いと危なくて貸せません。そのため「選ばれた」トップ銀行しかこのマーケットに参加することが許されませんでした。そしてその参加行はこのレートは「相手に”貸す”」金利ですから、当然自分がお金を調達し、そこに利潤を乗せ、その数字を提示することになります。

ところがリーマンショックの折、この”信用リスクが低い”はずだった大手銀行がサブプライムショックを受けて資本に大ダメージを受け、信用リスクが急激に高まりました。また、銀行がインターバンクで資金調達しようにも、みんな相手が潰れることを恐れてレートを急激に引き上げました。

当然これまでほとんどタダみたいな金利で資金調達していた大銀行は急に資金が取れなくなって日々の資金繰りに困ることになります。資金を集めるためになるたけ高い金利をはらわなけれ場ならなくなります。そのため当然調達する資金の金利が高まりますから提示するLIBORも高くなるのが当然なのですが。

肝は実はこのLIBOR市場とは実際にお金をやり取りする市場ではなくなっているという事。つまりもしLIBORを低利にしても、それでオファーを山ほど取られて(つまり資金貸し出しの申し出が殺到して)大損する、という事にはならないという事です。

2008年以降、サブプライムショックをモロにうけた大手銀行はお互いの健全性に疑念を抱き、短期市場は疑心暗鬼で資金の出し手(貸し出し手)が極端にへりました。さらに高いLIBORを提示している銀行=資金繰りに困っている銀行という事で、ますます貸し出してが減ることになりました(なんせ短期資金のやりとりは今日かしたら明日いきなり相手が倒産しかねない)。

そのため、その状況に危機感を覚えた銀行は実際にやりとりする市場レートでないLIBORを不当に操作したのではないか、特にLIBORが高い銀行=ヤバイ銀行という印象をもたれないために意図的にLIBORを低く提示していたのではないか?との疑惑がでています。さらにそれを当時のイングランド銀行(イギリス中央銀行)の担当者(現イングランド銀行タッカー副総裁)が指示していたのではないか?との疑惑が出てきています。

加えて銀行はLIBOR基準のポジションを山のように抱えています。そのため自行に有利なようにLIBORの数値を操作していたのとの疑惑がでています。

今回の件でリーマンショック時にリーマンの北米部門を買収し、傘下の投資銀行部門バークレイズキャピタルをGSやMS、JPモルガンに匹敵するくらいの大銀行に育て上げたボブダイヤモンドCEOが辞任する騒ぎになっています。アメリカ人のダイヤモンドCEOはバークレイズを投資銀行業界でも世界屈指の大銀行に育てた立役者ですが、あまりの逆風に辞任せざる得ない所まで追い込まれてしまいました。

今回の件はバークレイズにとどまらず、様々な銀行に飛び火し始めています。世界中の金融商品のインフラ中のインフラたるLIBORの問題はかなり根が深く、特にそれで天文学的な数値の金額が貸し出され(想定よりも少ない金利しかもらえなかった)、反対に天文学的な金額がかりられています(想定より安く借りれてよかったね)。

LIBORはたかだか10数行の担当者が全てを決めてしまっているかつてのギルド的な世界。特にジョン・ピアトント・モルガンの時代から金融村は狭いサークルの中の世界特権的な世界ではありました。今回の事件は未だ各所に残るこうしたムラ的な金融の社会がすこしずつ変わっていくきっかけになるのでしょうか?
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by ttori | 2012-07-06 21:42



小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
by ttori

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