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急激

に寒くなりましたからねえ。
皆様お気をつけください。

歌手のUAさん、自宅全焼 けが人なし
25日午前1時55分ごろ、相模原市緑区名倉の歌手、UA(ウーア、本名・長谷川歌織)さん(38)方から出火。木造2階建ての住宅兼スタジオ約300平方メートルが全焼し、約3時間後に火は消し止められた。
 当時、家にはUAさんと夫で無職、大樹さん(28)、長男(13)と長女(2)、長男の友人2人の計6人がいたが、全員逃げて無事だった。
 神奈川県警津久井署によるとUAさんは1階居間にあるまきストーブをつけたまま、同日午前0時半ごろに就寝したという。UAさんがパチパチという音で目が覚めて火事に気づき、近所の住宅に駆け込んで119番通報を依頼したという。
毎日新聞【2010.9.25 12:22】

って薪ストーブは若干やりすぎ感が、、、。
まあ怪我人がいなくて幸いです。

私にとってUAは高校時代にすきだったこれ。
UA - ミルクティーと、スカートの砂。

なつかしいなあ、、(遠い目)。
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by ttori | 2010-09-25 19:58 | News

崩壊にかけた男達

f0005681_9535382.jpg世紀の空売り
マイケル・ルイス (著), 東江 一紀 (翻訳)

ライアーズポーカー・マネーボールで有名なマイケル・ルイスがサブプライムショック、リーマンショックの裏で大儲けした人たちを描いた作品。
裏側を書いた本は数多ありますが、ほとんどが損した潰れたという話ばかりで、このような大変動の中で大儲けした人に視点を当てて書かれた本は珍しいと思います。

本書では投資銀行オペンハイマー(銀行アナリストメズレフ・ホイットニーで有名になりました)出身で、モルガンスタンレーのHF部門(HFのインキュベーター(孵化器)の役割も果たしている)フロントポイントのアイズマン、医者から転職して運用会社サイオンを始めたバーリ、自らの手がねだけで市場参入した小型ファンド・コーンウォールのレドリー達の三社に焦点をあて、業界の内情をえぐりだしています。
まず彼らがどのような思考回路をもってサブプライム債券をショートする(CDSをロングする)(最後は投資銀行株をショートする)に至ったかが描かれています。

そこで大きな役割を果たすのがドイツ銀行のクレジットトレーダーのリップマン。バーリが始めてサブプライムを対象にしたCDSが組めないかウォール街に相談したとき、唯一興味を示したのがドイツ銀行とゴールドマンの二社だけであり、この二社はサブプライムの大きな打撃を回避できた2社となりました(ただし、ゴールドマンについては気がついたのが遅かったが、市場の大火事に気がついて猛烈にポジションをひっくり返し、そして「一人だけ非常口から逃げ出し、そしてその非常口を閉めた」という記述があります)。そしてサブプライム危機に気がついてサブプライムCDOのメザニン(中二階部分)をショートしていながら、そのネガティブキャリー(つまりもし債券をショートすると、その金利部分を毎年支払わなければならず、資金流失になる)に絶えられず、一番最上位のシニア部分を数倍ロングすることでつりあいを取ったつもりが、シニア債券の大幅な値崩れで大損をするモルガンスタンレーのプロップトレーダー・ハブラーの話、最後に彼がカモにしたUBSとみずほの話。

そして業界内部のはなし。サブプライムCDSが登場するまでクレジット市場のディーラーは実質ショートする(下落する)ことに賭けることができない状態でした。ところがCDSができ、普及するにつれ、クレジットを「ショートする」という手段ができるようになったことが今回の大儲けの発端になったという事実が描かれています。
さらに債券市場のゆがみ(CDSの価格は額面に対して40%しかないのに現物の債券の価格は95%の気配をだして、マーク・トウ・マーケットを回避する)まで描かれています。本書の醍醐味は物語性というよりも、ここ数十年で急拡大した債券市場の裏側を余すことなく描いている点だと思います。さらに業界内の序列の話もかかれています。

しかし、、私の過去のログを読んで思うのは、自分の知識・見通しの甘さ。ただ、本書ではゴールドマンやムーディーズといった「スペシャリスト」と呼ばれる人達や投資銀行の経営陣が「自分がかかわっている債券の中身をマッタク理解していない」という事実、「頭がいい人が集まって、自分達がだまされ役のはずなのに、だますほうがマッタクゲームの内容を把握していない」という現実がえがかれているんですけど、、(本書のオビは「ムーディーズもゴールドマンもくそくらえ!」ですし)。

ともあれ会社が云々といった話ではなく、個別のプレイヤーが何を考えたか、という話が読める、とっても面白い本だと思います。
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番外編:最近読んだ本
f0005681_107068.jpg阪急電車 有川 浩著
友人が「おもしろい!」と絶賛していたので買った小説。確かにおもしろい。2時間くらいでいっきに呼んでしまいました。各駅停車の阪急での社内でのいろいろな人間模様が描かれた短編小説集です。こんど映画化されるようです。(ゼヒ弁護士S先生に読んでほしい(笑)。いい恋がしたくなりますよーw)

f0005681_109350.jpgまちがったっていいじゃないか 森毅著
私、友人達が「おもしろい」といった本を右から順番に買って読む乱読の毛がございまして、、(twitter)で友人が森毅先生のエッセイが好きだったというつぶやきをみて、森毅先生のエッセー集数冊をワンクリックでまとめ買い、、。

f0005681_1091512.jpgビール世界史紀行 村上満
三冊目は、休みの日の昼にビール飲んでへべれけになって、家族で出かけた先で見つけた本。サントリーの役員を勤められた方が書かれたもので少しずつ(ビール飲んでへべれけになりながら<あほ)よんでます。
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by ttori | 2010-09-20 09:51 | 本 / CD / TV

介入!

f0005681_2358511.jpg

というわけで、為替介入が入りました。<?
私個人80円程度に突っかかるまで逝かないと介入しないのかな?と思ってましたがorz。
入った瞬間株も債券もえらい勢いで買われ、さらにいろんなメディアがすさまじい勢いで報道してましたので、なかなか面白い(?)一日でしたが。
しかも「本日介入しました」とか「82円が防衛線」とか、「単独介入です」とかドヤ顔してわざわざ公表してしまうあたりがみんすくおりてぃ。手の内明かしてどーすんだ。
(野田財務大臣、「口先ばっかり」となめられていたのが相当頭にきてたんでしょーな。しかし弱みを見せてはダメな市場相手に、どうも幸が薄そうな顔というか、覇気がない顔というか、ボーゼンとした顔で会見してたような、そんな気がするのは私だけ??)

そういや介入当日夜NHKクローズアップ現代で、為替について放送していて内容が明らかに「こんな円高放置していていいんでしょうか!!」的だったのが泣ける。この番組の中でNHKとはやたら仲がいいFXコンセプツのジョン・テーラー氏が出て「円高継続」的コメント*をしてましたが。このすさまじいばかりのタイミング**がNHKくおりてぃ。
*この方円高はしばらく続く的ポジションを抱えていた(いわゆるひとつのぽじょしょんとーく(笑))らしく、介入で大損したらしく、翌日WSJで「大損してしまった」コメントがでてました。
**ちなみに金融の本を読まれている方はご存知の方多いと思いますが、NHKスペシャル「マネー革命」で「金融工学の旗手」としてLTCM(ロングターム・キャピタル)をシリーズの初めに取り上げたら、後半放送するまでにLTCMが巨額の損を出して破綻、FRB主導の銀行団に救済された、というお茶目なトラックレコードがあったりします。(マネー資本主義は内容がひどいのでスルー)

そういや今回の介入、6年半ぶりだそうですが、そのときも私、働いていたのでそれなりにイメージがあってもしかるべきなんでしょうけど、、、マッタクといっていいほど記憶にない、、、。

まー、多分今回も半年もすると忘れてしまいそうな雰囲気、、、。
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by ttori | 2010-09-17 23:40 | Market(マーケット事件簿)

クオンツ

f0005681_21264612.jpgザ・クオンツ 世界経済を破壊した天才たち
スコット・パタースン (著), 永峯 涼 (翻訳)

金融業界で「クオンツ」と呼ばれる人たち-数式を駆使してモデルを構築し、様々な複雑な商品・運用戦略を産み出した人種-の実態を赤裸々に描いた本です。
モルガンスタンレーでPDTグループを率いるミュラー、巨大ヘッジファンドのシタデルを築いたケン・グリフィン、(後のクオンツショックの中心となった)GSAMの巨艦ファンド・グローバルアルファを産み出し、その後巨大HF・AQRを作ったクリフ・アスネス、ドイツ銀行の債券プロップを率い、サブプライムショックで巨額利益をたたき出しながら、その後のクレジット危機で巨大な損をしたボアズ・ワインシュタイン、そしてスタットアーブ(統計的裁定取引)を行い巨額の利益をたたき出し続けている巨大クオンツHF・ルネッサンスを運営する数学の天才・ジムシモンズ氏といった著名クオンツのそれぞれの生い立ちや、彼らのバックグラウンド、運用戦略について書かれています*。
*しかし、巨大とか巨額という単語が多いなあ、、。

まず、クオンツがこの世に誕生した背景を紹介しています。本書ではクオンツのルーツについてエド・ソープによる「ディーラーをやっつけろ!」という本を紹介しています。この本は数学の教授であったソープがカードゲームのブラックジャックについて数理的な確率からプラスの収益を生みだす方法を生み出し(カードカウンティングという手法)、実際にラスベガスのカジノで大勝ちし、それを本にしたものです。この本に影響を受けた人というのは結構多く、本書でもチラッとでてくる、プレディクション・カンパニーのドアンファーマー(”マネーゲームの予言者(プレディクターズ)たち―複雑系科学者、市場予測に挑む”トマス バス (著))もこの本に影響を受けたという記述があります。そして本書でも上記のクオンツ達が夜を徹して大金をかけてカードゲームをする姿が描かれています。

その後、ファーマやローゼンバーグなど様々な巨人が確立した金融工学を礎に、まさに投資の一分野を築いたクオンツ。ところがクオンツショックと呼ばれる主要クオンツが引き起こした巨大なマーケット崩壊(そのときの状況は私の過去のログ(ここ)にあります)までの過程、そしてその後のクレジット危機での苦境について描かれています。
本書でクオンツの大家・ファーマ先生の授業の光景が描かれていますが、その中でまずファーマ教授は第一声で「私が今から述べることの全ては、真実ではない」、また「私が伝えていることの中で、100%真実だというものはない。これは数理モデルの話だからだ。(略)これは物理学ではないのだ。(略)マーケットははるかに不安定で予測不可能なもの~現実世界に対する近似でしかない。~効率的市場仮説。大量のデータに基づいた仮説。我々が間違っている可能性は常にある」とも述べていることが全てを物語っていると思います。
そして全てのピークは2007年のクオンツショック。このとき統計的には5σ以上、という、数千年に一度しかおきない、「特殊イベント」が起こったといわれました。その刻一刻と崩壊していく、彼らのポートフォリオと切れそうになる気持ちを鼓舞し、ポジションを積みますことでうまく切り抜ける姿も描かれています。

本書を読んで思うのは、いつも書きますが数字が示されるとそれを鵜呑みにするのではなく、その数字の前提条件、どういう過程で出てきた数字か、きちんと精査する必要がある、ということ。本書のなかでもCDSで大儲けするドイツ銀のワインシュタインがモデルの相関について前提条件が「大間違いだ」と述べる姿も描かれています。

本書は「クオンツ」という世界の実態をきれいに描いていると思います。ただ、本職クオンツからすると物語風になっている分、深みがない、という意見もあるとも思いますが、それをしてもリーマンショックでの話のべつの側面=CDSやCDOといった商品を産み出した世界、バックグラウンドが理解できるのではないでしょうか。
私個人はクオンツショックを実体験しましたので楽しく読めた本、リーマンショックがなぜ起こったのか、ということを深く理解できる絶好の参考書だと思います。
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最近こればっかですが、LISMO CM「LISMO Fes!」篇

このCMの娘、川口春奈さん、かなりいい感じです、ええ。
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by ttori | 2010-09-08 21:19 | 本 / CD / TV

キティ

こないだNYSEでベルを鳴らしていたり、笑っていいとも!に出てたりと、最近何かと話題のキティちゃん。
そしてついにCMにも!

グリコ アーモンドプレミオ 宮沢りえ 「新しい夢」篇

サザエさんに続き、攻めますなあ。。
ネコキャラ最高峰の舞台、CATSって、、、。
そのうちほんとにキティちゃんがCATSに出たり、、しないよな、、まさか、、、。
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by ttori | 2010-09-04 19:57 | CM一考

天下り

今週はまあ何も起こらないですなあ。<あほ

私のblogの本紹介は、金融の本か浅田次郎さんの本に偏ってますが今回はどっちにも微妙にかぶってますので。。(小説の紹介って実は初めてか??)
f0005681_23184594.jpgハッピー・リタイアメント
浅田 次郎

ネタばれするのであまり書きませんが、初めに浅田さん自身の体験を書かれています。もともと若いころに不渡りを出し、借金を踏み倒した経験のある筆者、現在は押しも押されぬ大ベストセラー作家。ところがその若い頃の負債(すでに時効が成立していますが)について、その当時債務保証した政府機関の老人の担当者がたずねてきて「可能であれば返済してくれ」といわれた経験(しかもこの担当は浅田氏の大ファンという怪しい事情もあり)からこの小説を思いついたそうで。
つまり「義務」はないが、「使命感」からかつての負債を返済する、という人間心理と、その返済した先がどうなっているかについて描いた小説。浅田氏自身、この「使命感」でかつての負債を耳そろえて返した、という事実から「返した分くらいはこの小説で取り戻したい」という笑える裏話から話しは始まります。

財務省ノンキャリの樋口と自衛隊を退官した大友は共に全国中小企業振興会JAMSに出向を命じられる。両名とも国の組織でそれなりに出世した55歳、今回の異動はいわゆる「天下り」。そこで会うのはかつての上司、そのJAMSの影の支配者で財務省から天下った矢島理事とその愛人で二人の教育係を命じられた女性・立花、そしてJAMSを設立したGHQのマッカーサー元帥に「終身雇用」されたという老職員ヒナさん。天下り先での業務は「特になし」。9時5時で何もしなくても給料は今まで通りもらえる。
まわりは縦社会で天下りで何もせずに甘い汁を吸う(=ハッピーリタイアした)「大人の」人ばかり。「大人」だけど、どこか普通な意識を持ち合わせ、他の職員とは一線を画した二人は、立花とともに本来の業務である「時効がきて請求権がない放置されている債権回収」を行い始めて、、。

ネタばれになりますので、これ以上書きませんが、まあさらっと2時間もあれば読めます。
政府組織、天下りってこんなもん、という皮肉を描いた小説ですな。どっかにそのモデルがあると思いますし、浅田氏のいろんな側面を数人の登場人物に投影して登場させていますから、小説というよりエッセーに近いかなあ、と。あと天下りの実態ってこんなもんなのかなあ、とも思います。ヨメが某銀行の役員秘書室をしていたのでいろいろ聞いた事ありますが、いわゆる「顧問」というおじいちゃん達の生態をかなり正確に書いてあると思います。

小説の題ハッピーリタイア。何をもってハッピーリタイアとするのか、いろんな価値観を投影した小説だと思います。
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by ttori | 2010-09-03 23:11 | 本 / CD / TV



小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
by ttori

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