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先日飲み会の前に時間があったので、丸善をふらふらしていたら見つけた本。f0005681_1029794.jpg
新企画は宇宙旅行! ~あるビジネスマンの夢と挑戦の記録~ 古田 靖 (著)
JTB事業創造本部に転勤になった普通のサラリーマン、中村さんが、「宇宙旅行をしよう!」ということで実際に宇宙旅行を単なる夢物語でなく、ビジネスとして軌道に乗せるまでの軌跡を描いています(実際のJTBのWebはこちら(JTB宇宙旅行事業推進室)

多くの方が実際に宇宙旅行に行ってみたい!とお思いかもしれませんが、本書ではまず民間の人間が宇宙に行くことができるかどうかの検証がおこなわれています。これまで宇宙開発はいわゆる”プロ”しか行くことができなかった領域ですが、それを商業ベースに乗せるために奮闘を描いています。
中村さんが話を聞きに行った元東大航空研の松岡教授の言葉を借りれば、「これまでのロケット開発は、いわば新品のジャンボジェットを東京からワシントンまで飛ばして、そのジェットを捨ててしまうような使い方」「宇宙開発は決まった予算を変わらないメンバーがパイを分け合っている状態」という、ほぼ政府に独占されている宇宙開発の実態が語られています。

中村さんは米スペースアドベンチャー社と提携し、実際の活動としては、ロシアのソユーズロケットをベースとして民間人を宇宙につれていく、というプランを立てて、スペースアドベンチャー社と独占提携を結ぶまでの過程を描いています。
「宇宙までたった200kmしかないのに、ハワイ旅行より難しい」
旅行保険をどうするか、とか細かいけど重要な点とか、多くの方が挑戦してきた歴史、なによりサラリーマンとして大組織の中でいかに宇宙旅行という「夢物語」を実現するか、の努力、また現在シリコンバレーを中心とした民間宇宙開発の現実を描いています。

最後は中村さんが宇宙旅行事業推進室長に就任し、実際に販売を開始するところまでが描かれています。現在中村さんは宇宙旅行事業推進室長を離れJTB中部で営業部長をされているそうです。

私個人、大学を卒業するときの目標は、「10年後月旅行」でした。前も書きましたが、これまで社会では、生産者と需要者が分離する「産業化」が起こり(今宇宙旅行はこの段階)、社会を飛躍的に拡大させる・効率化させる「革命」が起こってきました。そして20世紀以降はそれは20世紀システムの大きな特徴・”国民国家・政府”からある分野が分離され、民間に解放された部門から起こってきました(通信部門のIT革命など)。
宇宙開発が民間に解放され、革命が起こるとき、自分は何ができるのか、もっといろいろ勉強しなければならないなあ、と年末ゆっくり夢を見たいとおもいます。
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by ttori | 2009-12-26 10:05 | 本 / CD / TV

メリクリ

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昨日、いつもお声かけいただいている弁護士の方を中心に忘年会。
メンツは小栗旬みたいな髪型になってた独身弁護士の方、見た目若いのに事務所の写真が貫禄がある別の弁護士の方、今はぷーで「来年からはたらこうかなあ」といってる独身元M&Aバンカー、商社出身のM&Aバンカー、銀行出身のHFセールスの方、HFセールスの方と同じ銀行・支店出身のネット担当のアナリストの方、HFなどを経由されて現在ネット生保の方、PEファンドの方3名(著名アルファブロガーの方や著名な美人女性公認会計士の方とその後輩の方)。

ついにこのメンツにもかつま旋風が吹き荒れ、先日出版されて爆発的に売れている(らしい)この本の話題で盛り上がる。「この時点で彼女の勝ち」とは唯一の女性メンバー(勝間氏と比べられてどうか、という話もありましたが、、)。確かにマーケティングうまいですよね、、、。PEファンドの方が買ってきた本をみんなでまわし読み(「結局イケメンが勝ち、という本でも書きますか」とか。)。
他には、商社出身のM&Aバンカーの方がかつて石油担当でイラク・バグダット駐在時の話(フセイン元大統領の銅像の前でローラースケートしてたとか)。パーティでの某大手ネット会社CEOの痴態とか。PEファンド業界の内情。婚活についてとか。久々にあったらいつの間にか結婚していたアナリストの方(「相手は?」「実家が同じ(<?)で、、」というコメント)。職場に若いかわいい女の子がいると生産性が上がる?とか。アルファブロガーの方の話(positive gammaさんとか:あのライブドアのコメントはすごい!とか。どんな方なんだろうとか。)。アバクロが結局東京プライスだという話とか、ユニクロの+Jは結構すごいとか。M&Aの話題。いつものごとく、話題によっては直接かかわっていたりする方もおられたりして、黙る方とか。

いつも楽しい時間、ありがとうございます♪

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昨日買った本。”強欲(トレーダー)は死なず マルク・フィオレンティーノ著”、”歴史書 ガリア戦記 カエサル””IMF 大田英明著”そして、今夢中で読んでます、”新企画は宇宙旅行!~あるビジネスマンの夢と挑戦の記録~ 古田 靖著”。
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by ttori | 2009-12-23 18:29 | プライベート

そば

娘のクリスマスプレゼントを買いに豊島園にあるトイざラスへ。
さすがに人でごったがえしていると思いきや、結構すいてました。
、、、ただ、見本とかぼろぼろになってたので、ピークを過ぎた感はありましたが。
ちなみに日本のトイざラスは日本マクドナルドの創業者藤田田氏がアメリカのトイざラスと提携して創業。アメリカ本社はウォルマートなどにおされて売り上げを落とし、2005年3月に、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)など3社で構成するグループに66億ドル(約6900億円)で主要事業を売却しています(現在どうなっているかは調べてませんが、、。ちなみに日本トイざラスは9月にアメリカ本社が587円でTOBして、完全子会社化となっています。)
日本トイざラスの株価チャート、、、きれいな右肩下がり。。。
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日本のトイざラスの売上げはどうなのか?と思って調べたんですけど、2009年9月までしか出てませんが、08年度が07年の90%くらいになっているところのさらに09年度は08年度の10%減で、2年で売り上げが20%も減ってます。客単価はそこまで落ちてませんから、これはおもちゃ離れなのか、それともトイざラスの経営がまずいのか、、、。過去さかのぼってみると、2007年10月まではおおむね前年比プラスマイナス5%くらいで推移してますが、10月からガクンと前年比10%程度売上げが落ちているのがわかります。
まさに景況感が鈍化し始めた月、、、。ここまでシャープに出ているとは思いませんでした、、。個人的には商品の種類が多くて娘が大好きなので重宝しているんですけど、、。

、、とかいろいろ考えながら娘のクリスマスプレゼントを買っていた私は間違ってますか、そうですか。

ちなみにとしまえんの前にある蕎麦屋「満月」の天せいろはかなりおいしいです。<あほ
下手なてんぷらやよりおいしいです(ただ小さい店なので、外で待つことも多いですけど、、)。

クリスマスにいろいろがんばる(笑)人へ。James Blunt - You're beautiful
、、、今年は仕事という人も多いと思いますが、飲んだくれていてはだめですよー(笑)。
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【追記】東京株マーケット、、、クリスマスモード。大型POの組入れが控える一部FMのみ出勤なんでしょうか。でも世界的に再びやばいモード。PIGS(ポルトガル、イタリア(アイルランド)、ギリシャ、スペイン)と呼ばれる国々は安定せず、イランもきな臭い(イラクの油田を占領したり、、)。北朝鮮はむちゃくちゃなデノミで政情が不安(マネーを急激に引き締める効果があり、どうなるんでしょうか)。ユーロ通貨の構造問題。ファクターはふらふら。特になにが効いているとも思えず。ドルへ回帰、雇用情勢好転(中を見ると派遣業中心で雇用回復)、金・原油が不安定な値動き。ドル安で円安なのに株上がらず。中国のGDP成長率の半分は資本投資ですが(まあ、某セールス氏いわく、あんだけでかい国で一ヵ月後に正確なGDPが計算できる訳がないうさんくさすぎ、あれはあくまで概算・努力目標だとのことですが、、、)、ほんとに内需にスイッチできるの?との声。一波乱ありそうな、、、、。
そして今月の雑誌bloombergの見出しは「Carbon Capitalists」、、、。急に積極姿勢に転じたアメリカ、COP15はどこへ向かうんでしょうか、、、。
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by ttori | 2009-12-19 20:09 | プライベート

マネーフロー

エンブラエル:中国国家開発銀行と最大22億ドル融資の覚書に調印
世界4位の航空機メーカー、ブラジルのエンブラエルは、中国の政策銀行である中国国家開発銀行(CDB)傘下のCDBリーシングと、最大22億ドルに上る航空機ファイナンスおよびリースに関する覚書に調印した。 エンブラエルの10日付発表によると、この覚書は今後3年間にわたる貸し付けに関するもので、中国内外におけるエンブラエルの資金調達の機会増大を目指す。
この発表によると、CDBはエンブラエルから直接ジェット機を購入し、リースを行う可能性もある。エンブラエルは中国の哈爾濱航空工業(集団)と合弁事業を展開する。
12月11日(ブルームバーグ)

お金があるところは、リスクも取れる、ということでしょうか。
かつて新興国ファイナンスといえば先進国の専売特許的な側面があったと思いますが、現在ドルを溜め込んでいるのは中国を中心とした新興国。ドバイがつまずいた後、「次はギリシャとポルトガル」という方が多かったと思います。「まるでアジア通貨危機のようだ」とおっしゃった方もいました。でも当時と違う点は、今回の危機が言われる国は多くのドルを溜め込んでいる新興国であり、またユーロに組み込まれた国です。

ちなみにギリシャの主要産業はこれを見ると観光業と海運業という「シクリカル」産業で、さらに海運で儲かった資金が「不動産」につぎ込まれ、これに地元の「銀行」が過大に貸し込んでいた、という典型的バブルコースだったようで、、(ちなみに今バルチック・ドライは反発してますが、海運業は過去の過大投資で最悪な経済環境だそうで、、、。ギリシャの海運業はかつての海運王アリストテレス・ソクラテス・オナシス(ジョン・F・ケネディの未亡人であるジャクリーン・ケネディと結婚して有名←しかしすごい名前ですなあ、、、。)以来の伝統産業で、前回の好況期に国を挙げて後押しした産業だそう)。
とはいえ、ギリシャはEU加盟国。これでユーロに対する信認がどうなるか、興味深い点です。

ともあれ、個人的には「アジア危機のときと比べて、ファンダメンタル的に同じ事態にならない」と思う私は楽観的過ぎますか、そうですか。
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by ttori | 2009-12-13 11:09 | News

のこりもの

昨日作ったカレーの残りで、カレーうどんを作ってみよう!ってことでググッてみたら、、。

結構出てきました(ここ)。

というか、この回答の早さすごすぎでしょう、、。
11時22分に「昨夜のカレーから今日お昼にカレーうどんを作る方法」で11時26分に一番最初の返答があります。。。

いや、世の中すごいスピードだなあ、と、、。

寒くなりましたなあ、、。
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レッドカーペットを見て。
George Baker ”Little Green Bag”
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by ttori | 2009-12-06 18:25 | プライベート

勝者。

為替ドル円90円!!!!
どうなってるんでしょうか、、。

f0005681_9385780.jpg愚者の黄金
ジリアン・テット(著),平尾 光司 (監修),土方 奈美 (翻訳)

前回の本は破綻したリーマン側から書かれたものですが、本書は今回の金融危機の”勝ち組”とされるJPモルガンを軸に今回の金融危機がどうしておこったのか書かれています。

まず、旧JPモルガン(現在のJPモルガンは旧JPモルガンとチェースマンハッタン、シカゴのバンクワンが合併した銀行)の若いスワップチームがCDS(クレジット・デフォルトスワップ)を産み出し、さらにウインターズ氏を初めとするメンバーがそのCDSからシンセティックCDOを組成するまでの話が書かれています。

そこでつらぬかれるのは 学術的ともいえるリスクに対するしっかりとした洞察と、新しい金融商品への深い理解。CDOについてはもっともリスクの無い部分(スーパーシニア・トランチェ)の処理に困り、積極的に手がけるのをためらう姿です。このCDSとCDOという市場がITバブル後の金融緩和と、ブッシュ政権の持ち家政策の後押しを受け、空前の大ブームとなり、お化けのような商品になっていく過程、その中で元々の営業基盤の弱さから旧JPモルガンがジリ貧となり、チェースマンハッタンと合併、その社風に違いに戸惑いながら、チェースの抱える住宅ローン債権の証券化を通じて徐々に他の金融機関と同じ泥沼にはまっていきそうになる姿がかかれています。

JPモルガンの元スワップメンバーの多くは「こんなに市場が大きくなるとは」と驚き、他社の連中はどうやってリスク管理を行っているのだろうか(特にスーパーシニアの処理)、我々はリスク管理を間違っているのではないか、と思い悩む姿が描かれています。もちろん他社はそんなリスク管理を行っていたわけではなく、債券トレーディングなどで空前の利益をたたき出したゴールドマンを見て、一斉にリスクに対する姿勢を変容させ、リスク管理など無きに等しい姿勢になっていく姿が描かれています

そしてJPモルガン・チェースの大きな転機となったのが、シカゴのバンクワンとの合併とそれに続く、ダイモンCEOの就任。ダイモンCEOがリスク管理を徹底させ、徐々にリスクに対する姿勢を変化させます。(これはことJPモルガンに限らず、サブプライム問題に気がつき、全社でロングからショートに転換させたゴールドマンやリスク管理を徹底したドイチェ銀行などの姿勢も指摘されています。)
特にダイモンCEOはディテールまで詳細に把握し、金融業に対する過度な幻想も抱いておらず、デリバティブについても深い知識とリスク管理への徹底した志向をもち、その姿勢を貫く意思をもっていたこと(当社はゴールドマンの亜流にはならない、と)。

そしてCDOなどに過度に依存し深みにはまった多くの金融機関(UBSやシティなど)の実態がサブプライムローンのデフォルト率が上昇を始め、地価が下落が始まりCDOが急速に価格が下落しはじめて初めて公表されて、旧JPモルガンのメンバーにショックが走る姿が描かれています。メンバーが処理に困り、AIGに頼ったスーパーシニア債を多くの会社が自らのバランスシートに残したままにしており、さらに暗黙の保証をつけた上でSIVに引き取らせて、”飛ばしていた”ことがわかります。

最後は危機が深刻化する中、モーゲージに強かったベア・スターンズが破綻するまでの過程、最後にリーマン破綻時の事が書かれていますが、どちらかというとつけたし、終着点というイメージが強いです。

ここでも結局「わからないものに手を出すな」という鉄則がきちんと貫かれたかどうか、商品やマーケットを理解し、リスク管理ができるトップであったか、という点を強調されています。

何はともあれ、下記(金融大狂乱)と読み比べると勝者と敗者を分けたものはトップのリスクに対する姿勢なんだな、というのがわかります。そんなに難しい単語が出るわけでもなく、さらっと読める、面白い本ではないでしょうか。
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まだ日本語訳されていない本ですが、紹介を呼んで面白かったので。
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"TOO BIG TO FAIL" by Andrew Ross Sorkin
こちらの記事(モルガンに軽んじられた三菱UFJ)から。

本書は金融危機の内側を書いた本の一冊ですが、下記の記述が興味深かったので。
三菱UFJがモルガンに90億ドル出資する際、祝日で銀行送金ができなかったため、小切手でモルガンに手渡した話は有名ですが、その現実。
(ここから上記サイトの引用)
本書によると、このとき、モルガン・スタンレーのロバート・キンドラー副会長が、ニューヨークの法律事務所のオフィスで、三菱UFJ側から小切手を受け取ったのだが、そこでは滑稽な光景がみられた。出資の土壇場での条件変更などに対応するため、急きょ旅先から戻って徹夜で対応にあたったキンドラー副会長はリゾート服にサンダルという格好で無精ひげをはやしたまま、13日午前7時半に法律事務所の会議室に座って、三菱UFJ側が来るのを待っていた。
(中略)
「キンドラーは三菱UFJの下っ端の職員が小切手を持ってくると思っていた。ところが、法律事務所の受付から次のようにしらせてきた。三菱UFJの幹部たちの一団が、きちっとしたダークスーツに身を包み、ビルのロビーにちょうど到着し、いま上の階に向かっていると。キンドラーは困惑した。ビーチの遊び人のような格好をしていたからだ。廊下を走って弁護士の一人から急いでスーツのジャケットを借りた。しかし、前のボタンを閉めた時に服が裂ける大きな音がした。背中の縫い目が半分、裂けてしまったのだ」 「三菱東京UFJ銀行のナカジマ・タカアキ(中島孝明・米州本部米州企画部長か?)が、6人ほどの同僚たちと一緒に到着した。取引完了のセレモニーがあると思って。 『あなたが来るとは知りませんでした』キンドラーは申し訳なさそうに、呆然としている日本人に言った。『そうと知っていれば、(CEOの)ジョン・マックを来させたのですが』中島は封筒を開け、キンドラーに小切手を差し出した。そこには『モルガン・スタンレー宛90億ドル』とあった。キンドラーは小切手を両手に持ち、半ば信じられない気持ちで、これまで一個人が実際に手に触れたお金としては史上最高額となるはずのものをしっかりと握った。モルガン・スタンレーが救われたことをよく分かっていた。
同席した何人かの日本人は、小切手に記された目の玉が飛び出るほどの金額をうまく画面におさめようと、写真を撮り始めた」
 カネを出してもらって急場をしのぎさえすればそれでいい、と割り切っているモルガン・スタンレー側と、世界を代表する金融機関へ出資できて喜んでいる三菱UFJ側の間に横たわる溝と温度差の大きさを象徴するシーンだ。
(ここまで)

なんだか寂しい話ではないでしょうか、、、。
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by ttori | 2009-12-05 09:36 | 本 / CD / TV



小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
by ttori

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