カテゴリ:Market(マーケット事件簿)( 84 )

クライマックス?

休みの間に大変なことになってますが、なにか。(涙)

円ドル100円割れ、日経は急降下、そして、ついに一部で噂になっていたベアスターンズが破綻懸念。。。

ベアー・スターンズ:JPモルガンとNY連銀が緊急支援、株47%安(3)
米株式市場ではベアー・スターンズの株価が47%急落。同社としては過去最大の下げを記録した。JPモルガン・チェースとニューヨーク連銀が同社を緊急支援すると発表。これを嫌気して売りが膨らんだ。ベアー・スターンズは流動性不足に陥っているとの憶測を過去3日間、否定してきたが、この日は流動性が「大幅に悪化した」ことを明らかにした。JPモルガンの発表によると、ニューヨーク連銀は同行を通じてベアー・スターンズに最大28日間、資金を供給することで合意した。ベアー・スターンズのアラン・シュワルツ最高経営責任者(CEO)は声明で、流動性危機にあるとの「市場の憶測」に対応したと説明。「憶測に立ち向かい、払い去って、事実と虚構の違いを説明しようとした。しかし、市場の憶測が広がる中、当社の流動性は過去24時間に大幅に悪化した」と述べた。同CEOは今週、信用市場の収縮を乗り切るだけの十分な流動性を保有していると強調していた。13日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは長期間にわたる取引ではトレーダーが相手先企業にベアー・スターンズを選ぶことを敬遠していると報じていた。ベアー・スターンズはJPモルガンと「恒久的な支援やほかの選択肢」について協議していることも明らかにした。ベアー・スターンズ株は27ドル(47%)安の30ドルちょうどで終えた。一時は26.85ドルまで下げた。
3月14日(ブルームバーグ)

ついにきましたね。
ベアはここ数日資金ショートの噂で乱高下してましたし、先日のTerm Securities Lending Facility(TSLF)による資金供給発表に続き、ついにFED自身が資金供給をして救済に出向く事態になりました。ベアは数日前に「流動性は十分」と答えてましたが(もちろんCEOとしてはそれ以外に答えようがなかったはず)、急速な資金流失と資金が絞まってしまい(カウンターパーティリスクの顕在化)で、マートン・シニア教授の「自己充足予言」を実現してしまった感があります。

ベアはもともとモーゲージ(不動産仕組債券系とでも訳す?)証券に強い大手投資銀行でしたから、今回のモーゲージの流動性危機(レポ担保の資産価値下落と、顧客のモーゲージ債の投売りのファンディング)の直撃を受けた格好です。ある記事では「ベアのビジネスモデルが試されている」との指摘がありましたが、仕組債市場が急停止してしまっている現状では利益の出ていたこうした事業が大幅赤字となり、会社そのものの存続が危ぶまれる事態となってしまいました。

彼らの強みでトップ3に入ると言われるHF向けのプライムブローカレッジ業務も与信が命ですから、ベア自体のクレジット危機においては顧客への与信ができるわけがなく、さらにベアをプライムブローカーとして使っていたHFからの貸しはがしが出ていた可能性は高いと思われます。
さらにベアのカウンターパーティリスクが急速に高まったため、OTCデリバティブの契約をベアから他のブローカーに移す動きが加速しているようで、こうした顧客離れが進むと企業としての魅力が薄れ、買収企業が現れないかもしれません。
もちろん、こうした投資銀行の資産は”人”ですから、人材とノウハウが散逸しない限りにおいてはそれなりに価値はあるのでしょうが。市場でも今回救済に加わったJPモルガンが救済買収を行うのではないか、との観測が出ています。

こうしたFEDの緊急融資枠といった救済は一時的なものです。しかも、ベアのデリバティブ契約はハンパない規模であるはず(注:デリバティブ契約ではクロスデフォルト条項:一件でもでデフォルトすると全てデフォルトする:が入っている上、OTCデリバティブの特殊なやつは解約しない限り他社には移せない。他社と両建てでエクスポージャー(リスク)をネットアウトしている量も多量になっていると思われ。)。抜本的な救済が行われるか、この週末の動きに注目してみておきたいと思います。

しかし、、、こうしたニュースが日経のトップにくるようでは世も末ですね、、、。今回の事態はベアに始まり(ベアのHFが破綻したのがプロローグ)ベアに終わってほしいものです。

【追記】ちなみに新聞では純資産額ばかりかかれてますけど、それよりも過去から積み上げてきたデリバティブ契約のでかさが問題なんだとおもうのは私の妄想です。
通常のISDAマスターだとクロスデフォルト条項は必ず入っていると思われますので、全米5位の投資銀行がプレーンなスワップすら全てデフォルトする事態に陥ったら、、、。。
あ、これは私の妄想です。為念。

【追記2】結局NYの週末にベアは2ドル!でJPモルガンに買収とあいなりました。
しかし、、2ドルって、、、いったい、、。
[PR]
by ttori | 2008-03-15 07:42 | Market(マーケット事件簿)

MFグローバル、マーケット事件簿 その7

マーケット事件簿続きです。

MFグローバル:ブローカーの小麦不正取引で150億円損失
上場先物やオプションの取引で最大手のMFグローバルは28日、同社のブローカーが小麦市場で権限を「大幅に上回る」取引を行ったことを明らかにし、損失を補てんするため1億4150万ドル(約150 億円)を引き当てると発表した。
MFグローバルは28日、同社のブローカー、エバン・ドーリー氏(40)が 27日朝、「権限を超える」小麦先物取引を行ったことを明らかにした。これを受け、同社のニューヨーク市場の株価は28%下げ、昨年7月の上場以来、最大の下落率を示した。バミューダを拠点とするMFグローバルは、同社が取引を決済する義務があると発表。米テネシー州メンフィスで勤務していたドーリー氏は解雇された。ケビン・デービス氏が最高経営責任者(CEO)を務めるMFグローバルは、1人の従業員による不正取引で多額の損失を出した企業としてはことしに入って少なくとも2社目となる。
2月28日(ブルームバーグ)

ソジェンに続き、次はMFグローバルだそうです。(最近ではシティのトレーダーが15億ドル!ふっとばした、という記事もありましたが)
MFグローバルはヘッジファンド運用で有名なマン・フィナンシャルの先物ブローカー部門が分離して上場した企業で、上場半年での出来事となります。

先物ブローカーの事件としては、上場一年もしないうちに飛ばしと損失隠蔽で破綻したRefco(レフコ)が思い出されます。今回はソジェンなどのケースと同じ、内規を破って(もしくは隠蔽して)ポジションを構築し、ハイボラティリティの相場の中吹き飛ばされたパターンのようですけど。あと、MFグローバルが上場直後だということで、内部管理が十分行き届いていなかったのでは、とも思います。

小麦は半年に一回の作付け状況(アメリカ・カナダでは二毛作)で市況が大きく変わる変動の高いマーケットだと認識していますが、資料をよんでいると、直近オーストラリアの大凶作と新興市場の拡大、コモディティブームで暴騰してボラティリティが上がっていたそうで。

マーケットのボラティリティの高さは注意力の低い人、力の劣る人を吹き飛ばします。
一方で今回の事件も先物での話ですから、大きな利益を得たところもあると思います。
心してかからないとだめだということでしょうか。

しかし、、、昨日のAIGのCDSでのリプライシングによる損が50億ドル、今期損が144億ドルですので、上の損失は150億円くらいだと、小さいなー、とおもってしまう感覚はかなりです。
最近の金融の損失のニュースは異常です。

【追記】本石町日記さんのエントリーの量産型とプロトタイプのお話についてはいろいろ書きたいことがあるのですが、またにします。
個人的にはプロトタイプ=スーパースター、量産型=チームプレー(金太郎飴)ですが、プロトタイプは性能の上がった量産型に劣る、と思ってます。第二次大戦の精神論と消耗戦の違いでしょうか。
まあ、ガン○ムのストーリーは第二次世界大戦を下敷きにしていたとおもってますので、ガン○ムそれ自体はストーリーのなかの特異な存在という位置づけなんだとおもいますけど、、。

【追記2】ついでにこちらで取り上げられている攻殻の「笑い男事件」みたいな、”模倣は常に劣化する”、という概念についてもいろいろ書きたい事があるんですけど、これもまたこんど。
[PR]
by ttori | 2008-03-01 09:44 | Market(マーケット事件簿)

つぎつぎ

金融機関に新たな損失か-SIVの次はVIE、追加損失880億ドルも
米証券大手ゴールドマン・サックス・グループやリーマン・ブラザーズ・ホールディングスでさえ、信用危機を回避できていなかった事実に気付くかもしれない。新たに発生の可能性がある損失の根源はバリアブル・インタレスト・エンティティー(VIE)と呼ばれる事業体。この事業体を通じて、金融機関はサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券などの資産をバランスシート(貸借対照表)から切り離すことができる。調査会社クレジットサイツによると、住宅市場崩壊の影響を受けた金融機関は、VIEによって新たに880億ドル(約9兆5000億円)の損失を被る恐れがある。ゴールドマンは先月時点で、VIE関連で最大111億ドルの損失が出る可能性を指摘していた。
(中略)
VIEは、デフォルト(債務不履行)に備えた保証付きの証券などを担保に短期証券を発行する。米アムバック・ファイナンシャル・グループなど大手金融保証会社(モノライン)が格下げの可能性に直面するなか、金融機関は資産を連結対象にして評価損計上を強いられる可能性がある。
【2月26日(ブルームバーグ)】

えーっと、サブプライムから始まって、CDO(コラテライズド・デット・オブリゲーション)、SIV(ストラクチャード・インベストメント・ヴィークル)とライトSIV、ABCP(アセットバックCP)、モノラインがきて次がARS(オークション・レート・セキュリティー)のTOB(テンダー・オプション・ボンド)、そしてVIE(バリアブル・インタレスト・エンティティ)ですか。

いやー、理解ができているのはモノラインくらいまでです。
オフバランスの商品ってたくさんあるんですね、、、。
それだけ、バランスシートが貴重だということでしょうか。
でもこんなにたくさんいろいろあったら、本当のリスクは株主やローンの貸し手などにどれだけ正確な姿がこれまで見えていたのでしょうか。
これを機会に”見えない”資産が表に出て、”本当の意味での”収益やバランスシートが見えてくるのではないでしょうか。
f0005681_2135325.jpg
付随して最近
「秘密の国オフショア市場」
ウィリアム・ブリテェィン・キャトリン (著)を読んでて、世界は広い、と思った私は典型的日本人ですか、そうですか。

【追記】最近のヘビロテはレミオロメンの”3月9日”です。
、、、脈略なくてすいません。。この時期の疲れた時に聴くと泣きそうになります。
[PR]
by ttori | 2008-02-27 21:35 | Market(マーケット事件簿)

ビッグトレーダー マーケット事件簿6

マーケット関連カテゴリ、なんだかマーケット事件簿になってきた、、。

仏ソシエテG:不正トレーディングで49億ユーロの損失、過去最悪
時価総額でフランス2位の銀行ソシエテ・ジェネラルは24日、同行のトレーダーが株価指数先物市場で不正にトレーディングし、49億ユーロ(約7709億円)の損失が発生したと発表した。トレーディングによる損失としては過去最大。
  同行によると、不正行為を働いたのはジェローム・カービエル氏(31)。取引による損失に加え、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券に絡む評価損の計上を受け、ソシエテ・ジェネラルは55億ユーロ(約8550億円)の増資を計画していることも明らかにした。フランス銀行(仏中央銀行)は詐欺容疑で調査している。
  今回のトレーディングによる損失は2006年のアマランス・アドバイザーズの66億ドル(約7060億円)を上回り、1995年にベアリングスを破たんに追い込んだニック・リーソン氏による損失14億ドルの4倍余り。ジャンピエール・ムスティエ氏率いるソシエテ・ジェネラル投資銀行部門の税引き前利益のほぼ2年分に相当する。
(中略)
  ダニエル・ブトン最高経営責任者(CEO)は不正トレーディングの発覚を受けて辞任を申し出たものの、取締役会はそれを受理しなかったという。同CEOはウェブサイト上に「不正手段による取引は株価上昇を見込んだ単純なポジションだったが、非常に複雑で様々な手法で隠ぺいされていた」との発表文を掲載した。
1月24日(ブルームバーグ)

昨日の引け後に発表されたフランスのソシエテジェネラルの損失発表。
東京株式マーケットでもその影響からか、市場や立会外で指数型バスケットなどの巨大玉が飛び交って、流れ弾で怪我をされた方もおられたようですけど。

害債さんのところでもかかれていましたが、私の感想をすこし。

これまでこの手の損失が出たパターンとしては、①フロントとミドル・バックが一体化していて、一人の担当者が全てを管理していたり(ベアリング・ブラザースのニック・リーソンや大和銀行)、②トップトレーダーやヘッドトレーダーが甘い与信でポジションを積み上げて、反対方向に行って吹っ飛ばされた(アマランスのハンター氏やLTCM、最近のCDOのトレーダーなど)パターンがありますが、今回はその中間ですか。

今回の原因となったのは普通の”フューチャー(先物)”だそうで、個人的な感想は「そんなあほな」です。ソジェンは従業員数10万人を超える”メガ”バンクです。このトレーダーがいたのはパリの本店らしいので、当然ミドル・バックは分離され、ウオールが引いてあるでしょうし、リスク管理担当者も当然いたはず。もちろん、ポジションを”積み上げて”一気にやられたわけではなく、トレードを繰り返していく過程で損が膨らんでいったのではないかと思います。損が出たのが上場先物ですから、高値でロングして2割やられたとしても、8,000億やられるためには想定元本は4兆円です。CACやDAX、EUROSTOXX先物等がいくら流動性があるとはいえ、DAXであれば指数×25×ユーロで計算すると、約15万枚以上の建玉になります。さらに、保証金だけでも1,000億円以上必要になります。いくらなんでも、それだけ建玉があれば目立たないわけはなく、リスク管理やマーケット関連の他のトレーダーが気が付かないはずはないと思われます。
【追記】その後の報道で、このトレーダー、先物を7兆円近く裸でつみましていたそうですね、、。これでわからなかった、というボードの説明はかなり?です。
その上、上場先物ですから(ちなみに定型化して上場しているフォワードをフューチャー(先物)といいますが)、当然カウンターパーティは証券取引所になりますし、ポジションをとれば日々値洗いし、証拠金の授受が発生します。日常的にソジェンのほかの部署(ミドルやバック)や証券取引所がトレードに気が付かないはずがないと思います(まさか自分で毎日証拠金の出し入れのオペレーションをしていたとも思えませんし)。

要するに、多分部署の多くの人が存在に気がつきながら(もしくは見てみぬ振りをしてたか)、トレードを続行して、最終的に彼がスケープゴートにされた気がしてなりません。いくら”プログラムの天才”でも、まさか自分でそうした決済や損益プログラム、コンプラシステムやリスク管理システムすべてを突破して、ポジションを維持し、損を出し続けたとはとても思えませんし、もし本当にそうであれば”世界に冠たるデリバティブハウス”ソシエテジェネラルは”穴だらけの銀行”の烙印を押されても仕方ないと思います。

しかし、、、bloombergの記事にもありましたが、この大変なマーケットでまさに”火に油”ですな、、、。

【追記】今回のソジェンのロスカットによる市場混乱が、FRBの緊急利下げの一因となった、との報道があります。が、個人的には「遅かれ早かれ利下げ」したと思ってましたから、それは「卵とにわとり」議論だと思います。なんせアメリカ2年トレジャリー2.5%以下。これってどうよ(笑)。ただ、先日のDAXなどの下げは異常でしたので(インデックスで7%近く下げた)、ソジェンのロスカットの影響が大きかったにせよ、パニック売りの最終局面だった可能性があります。

なんだか最近のCDOや様々な金融機関の損失の度合いが大きすぎて、8,000億の損、っていってもあんまり驚かなくなりましたね、、、。
[PR]
by ttori | 2008-01-25 20:54 | Market(マーケット事件簿)

独り言。

しんどいなあ。。。
[PR]
by ttori | 2008-01-22 20:51 | Market(マーケット事件簿)

ロックオン!

えーっと、害債さんのところででてたお話
結構むかしに二つエントリーで書きましたが(2006年12月3日「どっちもどっち」、2006年12月8日「お熱いのがお好き?(でも火傷するときもあります)」)、最近マーケットで話題になっているノックイン型投資信託について。

重複になるんであまり書かないですけど、要するにクーポンとはなんぞや?という基本的なことがわからない人(リスクフリーレートやクレジットリスク等々)に対して、ただ「定期預金より有利な商品ですよー」くらいのセールストークで売ってる悪寒。多分、金商法下では説明に何時間もかかる類の商品(というかもはや売れない?)ではないかな、と。

しかし、、、、リスク限定型ってネーミングもすごいなあ、と思います。プットショート型なんて損失が無限大に拡大する可能性を秘めている商品なんですけどね。こんな商品名よく考えたなあ、と逆に関心。

これ以上下がると大量の投資信託型商品がノックイン>さらなる下落局面になる可能性があります。そして、そのリスクを十分に理解せずに銀行の窓販で買った投資家からクレームが出る>銀行窓販のさらなる減速、、、とさらなる悪循環になる悪寒。

それでなくともTOPIXは某外資系の先物絨緞爆撃を受けて大幅なディスカウントが恒常化しているし、ノックイン債のロックオンによる225先物のさらなる上値圧迫となると、しばらく上値の重い展開なのかなあ、と、、。


むぎゅう、、、。
[PR]
by ttori | 2008-01-11 21:48 | Market(マーケット事件簿)

アルファ

昔のエントリーで書いたので、あんまり書きませんが。

個人的な考え(妄想)としてコメントすると、アルファとベータはほんとに分離可能かもしれません。ただし、分離するのにもコストがかかります。そのコストを考えるとアルファとベータの完全分離は意味がないんでは、と思います。(単にプライムブローカーを喜ばせるだけ、、あわわ)

もちろん、アルファとはなんぞや?という深遠な問題もあります。

ロングオンリーで常にマーケットに勝ち続けるファンドも(めったにないですが)あります。
そのアルファの源泉とはなんでしょうか?

単純にマーケットの歪みのみをアルファと捉えると、市場の進化と効率化と共にアルファは消え去ります。

日経の方がどこまで考えてあのコラムを書かれたのか知りたいと思うのは、私だけですか、そうですか。
あ、このコメントは私の妄想です、為念。
[PR]
by ttori | 2007-11-16 21:31 | Market(マーケット事件簿)

天才? マーケット事件簿5

今日bloombergを眺めていて面白かった記事。
マーケット事件簿・珍事件編でしょうか。

カリヨン解雇のトレーダー:自分は「天才児」-取引は上司も知っていた
10月10日(ブルームバーグ):フランスの銀行クレディ・アグリコルの投資銀行部門、カリヨンで未承認の取引によって2億5000万ユーロ(約410億円)を失ったとして9月に解雇されたトレーダーは、取引については上司も承知しており、自分はニューヨークのオフィスで「天才児」と見なされていたと語った。元トレーダーのリチャード・ビアバウム氏(26)はインタビューに答え、「欺瞞(ぎまん)や不正は何もなかった」として、「私のポジションは日々報告されていたし、大きな損も出ていなかった。幾分かの損失はあったかもしれないが、カリヨンが言っているような額ではない。私はニューヨークでの信用商品トレーディングの天才児だった」と語った。
 カリヨンは9月18日に、ニューヨーク部門でクレジットデリバティブ関連の指数に関し「許可されている上限を超えた異常に大規模なポジション」を発見したと発表した。この未承認取引にかかわった従業員の名前は公表しなかったが、ビアバウム氏は解雇されたことと、デリバティブ(金融派生商品)に連動した指数の取引について追及されたことを認めた。
(bloomberg: 2007/10/10 09:48 JST)

久々にみましたね、、、自分で天才って言ってる人。
マーケット関連で仕事をしていると、「自分は天才だ」と思ったときが落とし穴になる、とはよく言いますが、それを地で行ってる感じ。

まあ、損を発表するほうも、されるほうもどっちもどっちって感じがしますが。
当然、これだけ大きな銀行でこのトレーダーが持っていたポジションについて「上司が知らなかったはずはない」と思いますが、その時価評価に関してはいくらでも手を加える余地はあったと思います。流動性がない商品をマーク・トゥ・モデルで時価を計算したとき、その前提の数値の見解の違いはいくらでもあったでしょうし。

ただ、、どちらにしてもお粗末な話。
今日高度に進化したALMも最終的にはガバナンス次第だなあ、と思います。
[PR]
by ttori | 2007-10-10 20:30 | Market(マーケット事件簿)

ゴールドマン、一人勝ち

米証券大手の決算、ゴールドマンが抜きんでる
 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)今週発表された米証券大手4社の6-8月期決算では、ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)の業績が抜きんでていた。
 サブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅融資)の焦げ付き急増による問題で、一部のライバル社は収入が大きく落ち込んだが、ゴールドマンが20日発表した6-8月期決算は、四半期ベースで過去2番目の好業績となった。そのけん引役は、住宅ローンとそれに絡んだ証券の価値が減少するとの予想に基づいたショート・ポジションをとっていたことと、所有していた風カエネルギー会社の売却で得た9億ドルの利益だった。
 ベアー・スターンズ(NYSE:BSC)も20日、6-8月期決算を発表したが、ヘッジだけでは債券事業の大幅減収を阻止できず、61%の減益となった。
 ゴールドマンの6-8月期決算は、純利益が前年同期比79%増の28億5000万ドル、1株利益は6.13ドルとなった。トムソン・ファイナンシャルが集計したアナリスト平均予想の4.35ドルを大きく上回った。
 総収入から支払い利息を除いた純収入は同63%増の123億3000万ドル。アナリスト平均予想は95億7000万ドルだった。住宅ローン絡みのショート・ポジションが功を奏し、債券・為替・商品部門の純収入は48億9000万ドルに膨らみ、過去最高となった。
(NIKKEI NET:9月21日付のHeard On The Streetより)

More ゴールドマン一人勝ち
[PR]
by ttori | 2007-09-21 22:11 | Market(マーケット事件簿)

お勉強続き。

お勉強続き。

英チェーン・キャピタルのCP部門が清算も、資産2兆円強
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は28日、資産運用会社の英チェーン・キャピタル・マネジメント(ロンドン)のコマーシャルペーパー(CP)部門、チェーン・ファイナンスが損失を出し、清算に追い込まれる可能性があると指摘した。
S&Pの発表によると、チェーン・ファイナンスは不動産関連証券を含め最大で200億ドル(約2兆2800億円)の資産を持つ。同部門は仕組み投資商品のための特別目的会社で、短・中期のCPを発行し、その資金で証券類を購入
している。S&Pによると、同部門の保有資産の価値低下は強制的な清算を引き起こす可能性がある水準を超えた。
(2007/08/29(水) 08:13:55)

More 戦争。
[PR]
by ttori | 2007-09-02 08:28 | Market(マーケット事件簿)



小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
by ttori

カテゴリ

全体
プロフィール
本 / CD / TV
プライベート
Market(マーケット事件簿)
News
CM一考

以前の記事

お気に入りブログ

メモ帳

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧