カテゴリ:本 / CD / TV( 78 )

ハートオブサンデー

中高の時、御多分にもれず勉強の時FMラジオをひたすら聞いてました。
日曜日の朝、さわやかな声とともにこの音楽が聞こえてきた記憶があります。
Natan Marques & Ricardo Leão - Lua e Fogueira

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by ttori | 2013-08-07 22:07 | 本 / CD / TV

world order

最近あっちこっちで出ている、元格闘家須藤元気さん率いるworld order。
WORLD ORDER in WPC 2011
(マイクロソフト主催WPC2011のオープニングイベントに出演した際のパフォーマンスPV)


才能ある人はすごいと思う、、、。
なにより、こうした場できちんと発信できている日本人がいることはすばらしいと思う。
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by ttori | 2012-07-07 11:00 | 本 / CD / TV

異端児

f0005681_1141824.jpgザ・ラストバンカー 西川善文回顧録
著者: 西川善文

元三井住友銀行頭取、郵政公社社長を務め、「ラストバンカー」と呼ばれた西川善文氏の回顧分。経済のど真ん中でディールメーカーとして生きた西川さんの、その舞台裏があかされています。

まず西川さんの生い立ちから。新聞記者になりたかった西川さんがひょんなことから住友銀行に入り、その後住友銀行調査部を経て、安宅産業の破たん処理に奔走、子会社を整理し安宅を伊藤忠に引き取ってもらう(とはいっても全部ではなく一部のみ)件。いわゆる銀行M&Aが堪能できます。安宅産業、イトマン事件、イトマンの破たん処理、住専、そして金融危機と、常に様々な危機に直面し、その対応に走り回った記述は華やかさこそないものの「ディールメーカー」としての手腕が伺えます。
ただ、安宅産業はまだ、「投資に失敗した商社」を救済し経済的影響を減らす、という前向きな話が出ますが、その後のイトマンや平和相互など、いわゆる「バブルでコンプラ無視の犯罪的経済活動」の後始末は、読んでいてダークになります。

もちろん毀誉褒貶がある人ではありますが、安宅から始まりイトマン、平和相互との合併など、いわゆるバブル時代の「裏の世界」を走りぬけ、さらに郵政の民営化と、大三井住友銀行の頭取、郵政のトップまで勤めた人の言葉は重い。そして資本増強時でのGSの選定の舞台裏。GSの「リレーションシップ・バンキング」ここに極まれり、って感じですけど(金融庁の方、リレーションシップバンキングを強化しろ!ってこういう事(いざというときに排他的なディールを取れる関係構築)っていう事がわかってるんですかね。ディープなリレーションを構築する目的は排他的関係でぶち抜けるディールを獲得すること以外ありえない)。

全体を読んで感じたのは多分「こんな本では書ききれない」ようなディープな話は割愛されてしまったんだろうな、ということ。表面的な記述で終わってしまっているところが各所で見受けられてかなり残念だなあ、という感じがするところは各所に見えます。もちろんかけないことが多いんでしょうけど。

ただ、イトマン事件あたりからの文脈ではさっと書かれていますが、イトマン事件に対するかなりの怒りが行間から湧き出、さらに郵政の件に関しては自ら「政治音痴」とは言いながら怨念が立ち上るような記述になっています。

個人的な感想としては、これが西川氏側からの記述だとはいえ、郵政に関しては政治家の不毛な、そして理不尽な行動には憤りを覚えます。

私自身はバブル期などの本を多数読んでいますから表面的だな、とも思いますが、初めて読む人は戦後金融の裏側が堪能できて面白い一冊ではないでしょうか?

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これはマジでカッコイイ!
ブルーインパルス PV 最強版 Blue impulse 【自衛隊】

音楽(ELLEGARDEN Salamander)とマッチしていて、マジでヤバいっす。
T-4って小型機なので、ハンパなく揺れるんでしょうけど、編隊飛行とか「おいおいこの揺れ方でこの距離ヤバイっしょ」みたな。


、、え?そうです、飛行機オタですけど、なにか?

【追記】星かくときどうやって位置みてんだろ?と思ったら、スモークの位置をまたいだところが見えるんですね、、、感動。。。<オタクです
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by ttori | 2011-11-13 11:34 | 本 / CD / TV

マージンコール

これはカッコイイ!

Margin Call Trailer

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by ttori | 2011-10-22 00:39 | 本 / CD / TV

ヘッジファンドの世界

f0005681_6591974.jpgヘッジファンドマネージャーのウォール街の日々―絶好調からどん底へ、そしてまた立ち上がった僕の物語
キース マッカロー (著), リッチ ブレイク (著), Keith McCullough (原著), Rich Blake (原著), 田沢 恭子
アメリカの名門エール大学でアイスホッケーのキャプテンを務め、クレディスイス・ファーストボストンという大手投資銀行で株式セールス、その後ヘッジファンドを渡り歩いた著者の体験を描いた本。

まず著者がアイスホッケーでエール大までたどり着き、CSFBで職を得るまで。ウォール街でいわゆる「体育会系」のつながりが強いことが描かれています。さらに投資銀行での仕事やその雰囲気。多分トレーディングルームで働いたことがない方には珍しい話が多いと思われる逸話が多数書かれています。数年働いた後、ヘッジファンドのドーソン・ハーマンで「彼は投資についてなにも知らない」といわれながら必死に働いてリターンをたたき出し(時には痛い目にあいながら)、自らのファンドを立ち上げるまでになる姿、彼の投資信条が描かれています(決して他の人と同じ考え方をしてはダメだ等)。

その後消費関連投資専門ファンドマネージャーとして自らファンドを立ち上げたにもかかわらず1四半期でそのファンドを閉鎖、大手ファンドのマグネターに売却、そのマグネターで巨大リターンをたたき出し、そのため直ぐに伝説の巨大PE(プライベートエクイティ)ファンド会社・カーライルが立ち上げたHF部門、カーライル・ブルーウェーブにヘッドハントされ立ち上げに参加し、巨大ファンドを運営するまで。
そして巨大な消費バブルに翻弄されながら、「このバブルは崩壊する!」と声を上げたにもかかわらず、タイミングが早すぎて失敗し、首になってしまう様。

最後は自らのリサーチ会社を設立、再度成功する様が描かれています。

本書を読んでると何より2000年代ってホントファンドバブルだったんだなあ、というのが率直な感想です。著者が書いていますが、「大きな波の前では小細工など通用しない」ということ。どんなに努力しても、どんなに頭がよくても大きなマクロ変動には勝てない、ということが描かれています。(ただその大きな波に乗り、著者が大儲けしたのも確かですが)


新聞などで「ヘッジファンド投機筋」とかよくわからない枕詞で語られることが多いんですが、ヘッジファンドの内情が描かれていていて、面白い一冊だと思います。
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by ttori | 2011-08-29 06:56 | 本 / CD / TV

M&Aの裏側

f0005681_10454243.jpgインドの鉄人 世界をのみ込んだ最後の買収劇
ティム・ブーケイ バイロン・ウジー (著), 中島美重子 田中健彦 (翻訳)

本書はインドのミッタルスチールがフランス・ルクセンブルグに本拠を置いていた鉄鋼大手、アルセロールを買収するまでの過程と、買収合戦の裏側、特にM&Aの実務的な話を織り交ぜながら、ミッタルスチールがアルセロールを買収するさまが描かれています。

まず、世界一の鉄鋼生産を誇るインドのミッタルスチールの来歴。インドの小さな鉄鋼会社のオーナーの息子として生まれたラクシュミ・ミッタルが、自らインドネシアを振り出しに途上国や東欧の国営鉄鋼メーカーの買収を繰り返し、世界一の鉄鋼会社を一代で作り上げる様。国営で赤字垂れ流していた鉄鋼メーカーを安値で買収、技術者などを大量に送り込み、経営をどんどん立て直していくさまが描かれます。

続いてアルセロールへの買収提案を行うまで。製品の重複が少なく、地域的な補完関係が効くミッタルとアルセロールの合併を提案するラクシュミ・ミッタルに対して、フランス国立行政学院(ENA)*出身でインド人のミッタルを見下すような発言を繰り返し、ミッタルの買収提案を検討すらしようとしないフランス人エリート・ギー・ドレ・アルセロールCEO。さらに、ホワイトナイトとして登場するロシアの鉄鋼大手のセヴェリスタリの大富豪モルダショフCEOの背景や動き。
*ENA(フランス国立行政院):フランスは他国に比べてエリート教育が別立てで整備されており、一部のエリートを選別する制度として選抜官僚学校/大学制度とは別にグランゼコールという制度がある。エリートコースとしてはENAのほかには理工系のエコール・ポリテクニーク等が有名で、フランスの中枢はここの卒業生でほぼ占められている、といわれる。ちなみにENA出身有名人としてはジャックシラク・フランス大統領やジスカール・デスタン大統領、エコール・ポリテクニークはポアンカレやマンデルプロといった学者やカルロス・ゴーン日産CEOなど。

また各国の行政の動き。巨大買収に対して法律的な手当てができていなかったルクセンブルグで、アルセロール側が政治家を巻き込み買収を阻止するため様々な法案を作成しようとするのに対して、ミッタル側のバンカーや広報代理店PRアドバイザー・エージェントがそれを阻止しようと様々なキャンペーンや根回しを行うさま。

そして何よりディールの裏側で働くバンカー・弁護士の動き。中心人物はミッタル側がゴールドマンの欧州M&A部長のヨエル・ザオウイ、そしてアルセロール側がそのザウオイの兄でモルガンスタンレーの欧州M&Aチェアマンのマイケル・ザオウイ。登場するのはメジャーディールメーカーのバンカーや弁護士達。ミッタル側がゴールドマン、シティ、クレディスイス、HSBC、ソシエテジェネラルとクレアリー・ゴットリーブ・スティーン&
ハミルトン法律事務所。アルセロール側がモルガンスタンレー、ドイツ銀、メリル、JPモルガン、BNPパリバそしてアメリカの巨大ファーム・スキャデン・アープス。さらにディール中のバンカー間の確執。クレディスイスやシティのバンカーが「ゴールドマンは欧州の鉄鋼について何も知らないじゃないか」と不満を述べる場面や、アルセロールがフランスのBNPパリバを起用したため、激怒した同じフランスのライバル、ソシエテジェネラル(SocGen)がミッタル側のアドバイザーにつく様も描かれていてます。

若干最後が尻切れトンボになってしまっている感はありますが、「国際巨大M&Aの裏側はこんな感じだ」が余すことなく描かれていると思います。

そろそろインターンなどの時期になると思いますが、M&A希望の学生さんとか、ディールについて勉強したい方にはゼヒお奨めの一冊だと思います。

**しかし、この題名はどうかと思いますが、、、もう少しマシな題名はなかったんですかね、、、。
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上記本を読んでいたとき思い出したCM
Morgan Stanley "World Wise"

Marketsとか、Dealsとかいろんなキーワードがカッコイイ。
特に最後のthe future、the Worldが耳に残ります。
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by ttori | 2011-08-21 10:41 | 本 / CD / TV

メディア攻防

f0005681_11295243.jpgウォール・ストリート・ジャーナル陥落の内幕
―なぜ世界屈指の高級紙はメディア王マードックに身売りしたのか
エリソン,サラ著、土方 奈美 訳

本書はアメリカの名門新聞ウォールストリートジャーナルが、メディア王と呼ばれるニューズコープのルパード・マードック氏に買収される過程を描き、また買収によってそれまで速報性ではなく、質の高い分析記事を売り物にしていたウォールストリートジャーナル紙の記事が変容していく過程を描いています。

まず、ウォールストリートジャーナル紙(WSJ)のオーナーであるバンクロフト一族について。創業した大祖父から下の代になっていく過程で、複雑な事情を内包していった一族の内側事情について描かれています。特に大富豪として生活しながら、ウォールストリートジャーナルを傘下に持つダウジョーンズ株の値下がりによって、生活基盤に不安を抱き、そのパフォーマンスの悪化にいらだつ一部一族や、一族の新聞紙面に関与しない、という暗黙の了解に胡坐をかき、ただ不満だけを言いながら、何もしようとしない年配の一族まで、パフォーマンスの悪化により内部で分裂が起きていく様が描かれます。

そしてそのパフォーマンスの悪化によって外部から招かれた現実主義者のCEOと、JPモルガンの投資銀行家のやり取り、その一族の分裂を探り当て、それをチャンスと見て買収提案を画策するメディア王マードック、世間知らずで大きなポカをする一族長老など、の姿が描かれています。

また、WSJの伝統を守ろうとする記者達。一方でその姿を新聞の公共性の殻にこもり利益を出す、という会社としての使命を忘れていると見るマードック氏。長い分析記事が付加価値だと見るWSJ記者、一方で「長い記事をちゃんと最後まで読んでる読者は少ない。読まれない記事には意味はない」とする現実主義者のマードック氏。

読んで思ったことは、「新聞の付加価値とは何だろう」ということであり、その認識の違いからの対立だということ。人がアクセスできない情報にアクセスし、その情報を公開するという新聞の速報性、取材力と、様々な情報を整理し、分析し、質の高い分析記事を書く情報の付加価値性。

マードック氏が重視するのが前者であり、伝統的なWSJが重視していたのが後者。そしてその対立軸をめぐる争いだと思います。ただ、M&Aを繰り返してきたマードック氏の前には記者も一従業員でしかなかった、というのも現実であり、「辞めたくても次がない」という悲しい記者の現実の姿も描かれています。

最近、マードック氏のニューズコープが英国などで盗聴事件を起こし、大問題になっています。インターネットなどが普及し、様々な情報があっという間に広がってしまう、インサイダー情報がネットなどに出てきやすくなっている現代、人がアクセスできない情報を追い求めすぎた結果、引き起こしたのではないか、とも思います。
ただインターネットなどに押され、斜陽産業となり始めている新聞に対してこれほどの思い入れをもっている人も少ないと思います。また今進行中のマードック氏の盗聴事件を見る上で、非常に参考になる本だと思います。
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f0005681_11435956.jpg図書館戦争―図書館戦争シリーズ
有川 浩 著
最近読んだ小説の中でかなり号泣した本。
基本ラブコメなのですが、内容は国家が本を検閲する良化委員会と、言論の自由の最後の砦としての(良化委員会が排除命令を出した本を格納し、誰でも読める場所としての)図書館、そしてその図書館を守る図書隊・図書特殊部隊の戦いを描いています。

主人公笠原郁と、かつて笠原郁を救った王子様と思い描く図書特殊部隊上官(しばらくその王子様が上官とは気がつかないですが)という基本的なラブコメとは別に、本書が内包するバックグラウンドの設定は相当重い。半分言葉狩りとしか思えない良化委員会と、それから言論の自由として本を守るために実弾で撃ち合い、時には死人まで出る設定。
さらにその良化委員会との戦いに勝利するために「一時的に」良化委員会と妥協してはどうか、という勢力の暗躍など、その明るい内容とは別になんだか読むのが辛くなってくる場面もあります。

最近のメディアの劣化を嘆く言論はたくさん見ますが、メディアリテラシーという考えも含めメディアについて考えさせられる本だと思います。
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by ttori | 2011-07-23 11:26 | 本 / CD / TV

デザインあ

最近のお気に入り

デザインあ
こどもたちの未来をハッピーにする、「デザイン的思考」を育てる新番組


NHK教育にしてはかなりカッコイイ(この副題は上から目線でどうかと思いますが)。
しかも子供向け。

昨日やっていたのは「風呂敷の包み方」

、、、思わずぐぐってしまいましたよ(こちら)。

、、、やばい、風呂敷かってしまいそうだ、、、。
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by ttori | 2011-05-01 10:32 | 本 / CD / TV

キング

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年末かなりいろんなことがあって、ばたばたして死んでたのでなかなか更新もできませんでした。
すいませんm(_ _)m。。。

さて
f0005681_21395496.jpgキング・オブ・オイル マーク・リッチ~アメリカを揺るがした最強トレーダー~
ダニエル・アマン著、田村源二訳
 
本書はかつてキング・オブ・オイルと言われたマーク・リッチ(商品トレーディング会社のマークリッチ社(現グレンコア)創業者)の生い立ちと、彼が行った様々なトレード、そして脱税でジュリアーニに告発され、アメリカを去り、スイスに逃亡し、そこでビジネスを展開する様子、そしてクリントン大統領によって恩赦が与えられるまでが描かれています。

前半はドイツのホロコーストから逃れてアメリカに移民したユダヤ人リッチが、大学を中退して当時最大の商品トレーディング会社であったフィリップブラザースに入社し、そこで頭角をあらわすまでが描かれています。どこにでもいそうな普通の青年が、イラン相手に大型の石油貿易を行った様子、そしてイランのシャー(王様)に取り入って、イラン原油のトレードで大きな利益を上げる事が描かれています。
しかし当時のフィリップブラザースの方針に不満を持ち、飛び出してスイスに自らの会社を作り、危険を省みず様々な国と石油を中心としてトレードを行い、石油の「スポット市場」を作り上げ、莫大な利益をたたき出すさま、その裏側が余すことなく描かれています。さらにジュリアーニに告発され、祖国アメリカを追われるまで。

特に敵対的であったイランとイスラエルの間を取り持ち、スエズ運河が紛争により閉鎖された時、イラン原油をイスラエル経由で流す極秘パイプラインを建設し、一部をイスラエルに流すことで「ウイン・ウイン」の関係を築き上げ、イラン革命によってイランのシャーが亡命したあとでも、ホメイニのイスラム政権とも独占的な地位を築き上げたその手腕。ただ、それによってジュリアーニに目を付けられてアメリカを追われることになるのですが。。そしてスイスを中心として紛争地域を中心としてリスクを省みずにトレードを行い莫大な利益を稼ぎ出す姿。そこには下記の「獅子のごとく」を読んでいても思うことは、リスクが巨大なときに積極的にリスクをとり大きな利益を出した人に対するリスクをとらなかった人の反応はどこも一緒だな、と。リスクが報われたのに、それを「不正な利益だ」と騒ぎ立てる向きのなんと多いこと。

さらにジュリアーニという暗黒な裁判官の実態。本来簡単にリッチを拘束できたはずなのに、「騒ぎを大きくして目立つためとしか思えない」ような行動をとり、彼の目論見どおりメディア露出が増え、権力を掴みにいく姿。しかも彼が告発したその脱税などの犯罪も、法的根拠があいまいで恣意的であった点。しかしジュリアーニという人、ほんとひどい人だと思います(本書には出てませんが、ゴールドマンの本のときも書きましたが、無罪であったフリードマンを騒ぎ立てて有罪にした件も含め)。日本の検察に通じる、「みずからの目的のために」無罪の人間を有罪しにして騒ぎたてる姿は権力に取り付かれた人間の暗黒の一面が垣間見えます。
また、彼の元妻デニーズ・リッチについてや、ジュリアーニのためにアメリカに入国できず、自らの最愛の娘が病気によって若くして亡くなったときに傍にすらいけず、その葬式にもでれなかった事、デニーズが自らの音楽の道を進み始めた後の家庭事情、そしてクリントンによる特赦(イスラエルからの申し送りのことまで)の裏側も描かれています。

本書を読んでいて思うのは、石油という一コモディティながら、現在生活に不可欠な商品であるがため、禁輸処置に苦しむ南アフリカに対して足元をみて値段を吹っかけ、諸手に粟の巨大な利益をたたき出せた、といったことに代表される、単なる数字としての「原油価格」とは違う、生活にリンクした石油という商品の特性。そしてその特性を知り尽くしているが上に巨額の利益をたたき出した、リッチという男のすごさ。

もう一つ、本書は触れていませんが、間違いなくこうしたトレードの裏にはそれにファイナンスをつけた銀行がいるはず。本書では「バンカメ」「パリバ」とかしか出ませんが、紛争地域での原油決済を行っていたともおもえず、間違いなくBCCI(バンク・オブ・クレジットアンドコマース・インターナショナル)等が絡んでるんだろうなあ、とも思います(とはいえ、リッチは用心深い人なので、その危険性は十分察知していたと思いますが)。ただ本人は「武器は扱ったことはない」といってますし、スイス国内では合法とされているところでビジネスをしていましたから、ほんとのところはわかりません。前にメタルトレーダーにはソロモンブラザースがリッチと取引をしていることが描かれていましたが。

しかし今では日常的に「WTI原油が~」といった「無味乾燥な」ニュースが流れますが、その裏側で様々な駆け引きが行われ、巨額のマネーが流れ、実際に物が流れている、本物の”貿易”とまた、70年代から90年代にいたるグローバル化の裏側が見える、とっても面白い本だと思います。
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最近読んだ本
f0005681_21324645.jpg獅子のごとく 黒木亮著
「トップレフト」「バルジブラケット」といった金融業界の裏側を描き出してきた黒木亮さんの新作。エイブラハムブラザースの逢坂という人が主人公と描かれていますが、まあ金融業界の方ならそれがゴールドマンサックスの在日代表、持田さんをモデルとした、「ノンフィクション」に近い小説となっていることがわかると思います。M&Aの裏側を描き出した、かなり面白い本だとは思うのですが、、一点、とっても唐突なこの終わり方はなに?って感じ。ただ、華やかなM&Aの裏側の泥臭い人間模様が描かれていて、かなり面白い本だと思います。

f0005681_21332963.jpgポールソン回顧録 ヘンリー・ポールソン著
リーマンショックを引き起こしたポールソン財務長官の回顧録。
リーマンショックのとき、政権中枢にいた人達が何を考え、行動したのかがわかり内側が見えてかなり面白いし、臨場感があって読み応えがあります。リーマンショック・コンフィデンシャルが事実を淡々と追った本であるのならば、本書はまた違った視点から描かれていて、読み比べると面白いかも。

しかし最近ばたばたして積読が絶賛継続中な感じです、、。

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まあ、インドぱねぇ。というわけで。*
(しかし、ほんとのPVよりもこっちのほうが出来がよく見えてしまうのは、、、w)

ちなみにまったく違和感ないですが、上の元ねたはこちら
インド人ってこういうタイプの男性がもてる、ということでしょうか?
私の周りにもインド系の人たくさんいるんですが、、。
*ちなみに私のポジはperfumeロングにAKBショートです(キリッ
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by ttori | 2011-01-07 21:01 | 本 / CD / TV

きんおとこ

今週末は家族とディズニーランドへ。
、、、鬼のような混みようでびっくり。
ダンボごときで75分待ちとかありえへん。<なぜいきなり関西弁、、、。
結局パレード×2、ショー×1、あとダンボとウエスタンリバー鉄道だけで退散、、、。これでこんだけボッタクレバそれは超高収益企業になれますわな、、、。

高収益といえば、、
f0005681_1761310.jpgゴールドマン・サックス
チャールズ エリス (著), 斎藤 聖美 (翻訳)

本書はゴールドマン家とサックス家がコマーシャルペーパーの取り扱いで創業したゴールドマン・サックスが今世紀まで世界一の投資銀行としていかにして発展したか、を描いたもの。
f0005681_17104194.jpg基本、前半は「ゴールドマン・サックス―世界最強の投資銀行  リサ エンドリック (著)、斎藤 聖美 (翻訳) 」の内容を踏襲していますが(<両方とも斉藤さんが訳をされています)、本書ではリサ・エンドリックさんがお書きになった当初以降に起こったLTCM事件や、現CEOのブラックフェイン氏について書いてある点が違っています。(ただ、リサさんがお書きになった80年代の内情についてはリサさんの方が詳しい気がします)

本書でも触れられていますが、本来顧客に尽くすという基本姿勢だった投資銀行がトレーディング業務を拡大するにつれ、顧客との利益相反に頭を悩ませ、でもあまりの高収益に目がくらみ(現在投資銀行のほとんどの利益基盤はセールス&トレーディング業務)トレーディング業務を急拡大する姿、さらにそれに伴いCEOを中心としたボードメンバーがトレーダー中心となり、利益第一の体質となっていった姿が描かれています。

個人的におもしろかったのは、アービトラージ(裁定取引)を自己勘定で行っていたフリードマンがアイバンボースキーのインサイダー事件に連座して有罪を受けた点(この事件は映画「ウオール街」で取り上げられたもので、有名な台詞Greed is good. Greed is right. Greed works.はカリフォルニア大学バークレー校の卒業式でボースキーが行った祝辞の一節が元ネタになります)。
(映画ウォール街の有名なシーン。最近ウォール街2が封切られてたはずですが、、、マッタク話題にならないですな。そういやこのシーン、英語の勉強で「有名ですごく勉強になるスピーチだ」といわれて何度も見せられた記憶が、、。)
実はこの容疑は言いがかり・ボースキーの虚言によって構築されたものあり、フリードマンは本質的には無罪であったことが描かれています。しかしこの事件において彼はニューヨーク州検事ジュリアーニの政治的野心のための”ストーリー”に乗せられその後苦難の人生を歩む一人となってしまいました。これはフリードマンが事件を早急に終結させるために一部容疑を認め有罪した事が原因となります。まさに今の日本の検察の構図とダブリます。

また、LTCM事件の裏側。ジョン・コーザインが実はシニアパートナー(経営幹部)のただ一人でしかないという特異な企業統治(ガバナンス)の姿が興味深い。GSのCEOとしてLTCMの救済に暗躍したと思われたコーザインが、実はパートナー会議から不興を買い、結果その後CEOを解任される姿は、GSのその特異な企業統治の実態を描き出しています。

現場の人間から言わせれば前半は「きれいごとしか書いてないなあ」という感じ。まあ第三者が取材して出てくるのは「うちはこれを成し遂げた、こんな形で大金を稼いだ」的な話しか聴けないとはいえ。ただ、後半に関しては実際にまだ生きて内部で何が起こったかナマで知っている方からいろいろ話を聞くことができたのか、かなり現実に即した内容になっていると思います(現実のトレーディングの現場、という意味では「ライアーズポーカー」がもっとも面白いと思います。この本(ライアーズポーカー)みたく「スプレッド抜きすぎ(相手の無知を利用して手数料ぶち抜いた(荒稼ぎした))て上に怒られた!」なんて書いてある本あんまりない)。

ただ、投資銀行業界がどういった軌跡を描いて現在の姿になっていったのか、その事を勉強するにはかなり有用な資料だと思います。
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というわけでAKB。まったくついていっておりませんが、最近の若い方(?)は当然のように踊れてしまうんでしょうね、、、(ちなみにPVの方は若干昼に見るのがはばかれそうなので)

(というかどうみても口ぱくなんですが、それ突っ込んじゃだめなんですよね?、。。多分。。)
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by ttori | 2010-11-07 16:58 | 本 / CD / TV



小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
by ttori

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