かしたくても、、、

日銀利下げ、高まる為替介入への警戒感
[東京 19日 ロイター] 日銀が追加利下げに踏み切ったことで、為替市場ではドル買い/円売り介入の警戒感がさらに高まるとの声が出ている。
 金融緩和にもかかわらず円の急騰に歯止めがかからなければ、通貨当局はファンダメンタルズと整合性があわないとの大義名分から介入を正当化しやすくなるためだ。ただ、ドル全面安の状況の中でドル/円だけを狙い撃ちにして介入を行っても効果は乏しいとの見方もある。
 17日にドルが13年半ぶりの円高水準となる87円台へ下落。その後の反発も小幅にとどまり、ドルに下げ止まりの兆しが見えないことで、市場ではドル/円が一段と下落すれば、日本政府・日銀がほぼ5年ぶりに為替介入に踏み切るのとの見方が強まっている。
[東京 19日 ロイター]

いきなり全然話はそれますが、貸し渋り、といわれて多くの方が多分誤解されていますが、今の銀行で貸出し余力があるところはほとんどない、と思われます。なぜか?
まず、銀行が持てるバランスシートの量(資産の量、貸し出し+有価証券)は負債(預金)とキャピタル(資本)からBIS規制によってほぼ機械的にMax(会計基準変更で恣意性がはいりますけど、、)が決まります。
で、今バランスシートの左右を考えるとまず左側(資産側)は貸し出しは景気悪化によって貸し出し悪化・引き当て増加(=資本から差し引き)、保有有価証券は損失(同じく資本悪化)。右側の預金はあまり変わらず、一方で資本に計上している株の減損でキャピタルが減少=貸し出し余力の低下(そういえば、こちらの方が書かれていましたが、緑爺が銀行のキャピタルを10%から14%に(=バランスシートを減らせ!)、といってるそうで、、、。今そんなことをすると更なる貸し出し余力低下となる悪寒、、、)。また、インタバンクが機能不全になり、資金が目詰まり。

【追記】このあたりに新しいビジネスチャンスがありそうな気がしますが、、。つまり、必要キャピタルがどんどん上ブレすれば、金融機関はもはや恒常的にバランスシートを抱えられない=ローン市場を支えるために新しい貸し手が必要、ということです(もちろん、BIS規制を緩和して、必要キャピタル計算を緩和する、という手段も考えられますが、それはあくまで小手先)。ですが、ローンの貸し出しの入り口は銀行にならざる得ず、貸出先のモニタリングとレンダーの分離がさらに進む、のではないでしょうか。ただ、これは今回大問題になった証券化商品の世界観そのままなんですよね、、。つまり、情報技術のさらなる進歩と銀行の知恵と情報(フェイス・トゥ・フェイスでの情報)のレンダーへの受け渡し(貸出先のモニタリング技術の進歩)が必要と考えられます。今回の金融危機の教訓を生かして、デフォルトモデルの更なる進化、個別企業の財務情報の精緻化(もちろん単に数値を細かくしても意味はありませんが、、、)、そして人間くさいファクターをどう情報とするか。貸し出し先をモニタリングさせる銀行とレンダーの責任分担の仕方、ローン契約書の更なる高度化、、、このあたりでしょうか、、。
【追記2】もう少し考えを進めると、ローンも大企業向けは会計基準の統一化により、一つのグローバル投資商品になったと考えれば(これまでは相当ローカル商品)、「少ないローンの出してをグローバルに奪い合う」という世界でしょうか。これだけ全世界経済がカップリングしているなかで今後の世界を考えるとおもしろいかも。そもそもローンはアップサイド収益は限定的なのに、ダウンサイドは最大元本全て毀損、というオプションでいうコール売りパターンの商品。だからこそ、多数のローンをまとめて投資分散を行い、専門家(銀行)が「時として政府保証までつけて」運用している、と考えられます。そうした難しい上にアップサイド限定の商品をどうやって買ってもらうか。知恵の出し方や、規制の考え方を整理する必要があると考えています。

そのうえCPや社債発行市場が機能不全で大規模資金を必要とする大企業が軒並みローン市場に殺到(アメリカでもベア危機以降商業貸し出しが急増したそうで、、、)。彼らの必要資金はそこいらの地銀一行レベルですから、メガですら「無理!」って世界、、、。
余裕のある生損保が貸せばいい、ということで大企業によるローンの申し込みが生損保に殺到しているそうですが、ローン貸し出しが本業でない生損保も限界があり。しかも「メインが貸せないのにどうしてうちが貸せようか、、」の世界らしく、、、。

そういう意味では今回の日銀のCP買取はかなりインパクトがあると思われます。
が、株式市場では為替の円高(ドル安)でさらに下落。
為替も為替で、一瞬円安になりましたが、あっという間に行って来い。
この勢いだとECBやBOEもゼロ近くまで引き下げそうで、、。すでにゼロの日米スイスに続き、先進国全てゼロ!の世界。こういうとき、為替変動の注目点ってどこになるんでしょうね、、、。
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by ttori | 2008-12-20 10:12 | News
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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