10年一昔。

昨日、マーケットで出回っていたのは、今から10年前の1997年11月22日の日経新聞夕刊で、見出しは「山一證券 自主廃業へ」でした。
この日、日経新聞(都内一部地域は朝刊)が一面ですっぱ抜いた記事だったようです。

個人的にはこの頃の思い出といえば私は大学生で、超就職氷河期で就職活動をどうしよう、と考えていた時期。またこの後、知人の中には就職内定先が内定式までやったあとに倒産(某リース会社で、そのときには、「世間でいろいろ言われているが、君達は大丈夫だから安心しろ」と言われたらしい)してしまい、再び就職活動を余儀なくされた人や、入社直後で会社が倒産した人もいました。いまさらながら、あの頃会って今は影も形もなくなった会社の人達は今は何をしているのだろうか、と思わずにはいられません。
【追記】幸か不幸かこういう時期に会社に入った私達世代は「会社に対する忠誠心が薄い」とか「自分のキャリアアップに貪欲」とかいわれます。ただ、こうしたことをおっしゃる上の方に考慮していただきたいのは、不幸な時代に社会に自分で、ある程度狭き門をこじ開けて会社に入り、その後もリストラや会社倒産を身近に感じ、自らがそれに巻き込まれてきた私達はそう考えざるえなかった、というのは自己中心的な考え方ですか、そうですか。

そういう時期ながら私は、幸運なことに金融機関から何個か内定をいただきましたが、同じく内定をもらった人達が内定先の金融機関ではなく、他の大手メーカーやまったく別の道を選択した人も多かった思い出があります。新卒採用人数は証券業界だけだと全部あわせても今のメガバンク一行にも及ばなかったと思います。(そのために今多くの金融機関で人事上の大きなゆがみが出てますけど、、)

また、もちろんこのニュースは大きいと思ったんですが、個人的に興味を引いたのは、他の一面記事で、内容は
・首相の行革停滞懸念(橋本首相時代)
・防衛庁、”省”昇格見送り
・朝鮮半島四ヶ国協議(米国・北朝鮮・韓国・中国)
でした。

10年一昔、とはいいますが、他の報道内容は10年たっても実質マッタク変わってないなあ、と。

まさに浅田次郎さんの言葉ではありませんが、
”技術は進歩したが、社会制度は変遷しているだけでは?”としみじみ思ったのは私だけですが、そうですか。

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【追記】Asian Kung-fu Generationのアフターダークが心にしみるのは、私が疲れているからですか、そうですか。>歌は世につれ世は歌につれ・・・みたいな。師匠、今度これで一曲♪お願いしますm(_ _)m。

ついでに最近心が乾いていたので、
山のむこうは青い海だった
今江 祥智 (著), 長 新太 (著)
を読み返しました。
戦後の復興期に子供達が明るく生きている姿が生き生きと描かれていて、読んでいると元気が出てきます。すぐ赤くなるのでピンクちゃんと呼ばれていた主人公が田舎に一人旅を決行し、いろいろなことに巻き込まれながら成長していく姿を、底抜けに明るく描かれ、読んで幸福な気持ちにさせてくれます。
f0005681_21405234.jpg
最後の詩は
”むこうの山にのぼったら
山のむこうは村だった
田んぼのつづく村だった
つづく田んぼのその先は
青い青い海だった
ひろいひろい海だった
小さな白帆が二つ三つ
青い海にうかんでた
遠くのほうにうかんでた”
疲れて、乾いてしまったときに、視線を上に向けてくれる、私にとってそんな本です。
【追記】そうか、これ時代的には”ALWAYS ~三丁目の夕日~”と同じ?
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by ttori | 2007-11-23 09:01 | News
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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