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ヘッジファンド

f0005681_14211131.jpgヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち
バートン・ビッグス (著), 望月 衛 (翻訳)


元モルガンスタンレーのストラテジストとして有名なバートン・ビックスが、実際に自分でヘッジファンドを立ち上げた際の苦闘と、長年働いているヘッジファンド・運用業界の内実を赤裸々に描いた本。
例えばゴルフに熱を上げるマネージャー、プレッシャーとストレスで燃え尽きてしまった運用者、ファンドレイジング(資金集め)の苦労など様々な話題が描かれています。



しかしバートンビックスくらい有名なら、ファンドレイング(資金集め)も少しは楽なのかなあ、と思ったのですけど、そうでもなさそうですね。もちろん、過去の運用実績があまりない(というか実際に運用していなかった)ので仕方ないところがあるのかもしれませんが。

一般にヘッジファンドというとそれこそ、「悪の投機筋」とか「あやしいやつら」とか「向こう見ずなギャンブラー」といったイメージがいまだにありますが。でも実際には家族のいる普通のおっさん(and おばさん)が圧倒的に多いのが現実です。そして、運用も彼らのやる気やモチベーションに左右されたり、ツキに左右されてしまうのも現実です。彼らとてスーパーマンではないのですから。さらに多くのヘッジファンドが少数の人員で運営されている中小企業であり、人との接触頻度の低下や運用成績向上やファンド運営へのプレッシャー・ストレスから”壊れてしまう”ファンドマネージャーの話など、厳しい現実が描かれています。

一般の投資家がヘッジファンド投資が広がっている現状、「投機筋」とか「大金をふんだくっている悪いやつら」というイメージから離れ、現実の、地に足が着いたヘッジファンド投資をする上で参考の一冊になると思います。

【追記】一つおもしろかった記述。
エマージング(新興)市場に投資するときには、インデックス投資ではうまくいかない。
理由はインデックス運用は時価総額ウエイトで投資するが、これは”すでに見出されて”割安でなくなっている企業に最大限投資してしまうからだ。
、、、おもしろい。
もちろん、最近はこうした時価総額ウエイトでなく、ファンダメンタルを加味してウエイト付けしているインデックスも出てきていますが。インデックス・オタ以外はあまり意味を成さない記述かもしれませんが、、。
【追記2】先日某TVで新興市場投資で有名なテンプルトンのモビアス氏が「国に投資するな、企業に投資しろ」といっていたのを思い出しました。。
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by ttori | 2007-03-27 14:21 | 本 / CD / TV
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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