海外投資。

最近良く話題になる、海外からの直接投資が少ない、という点。月曜の日経新聞に話題として出ていましたが。よくこれが日本は他の国に比べて異常に低い、と指摘されます。
これは日本の参入障壁や規制緩和と絡めた話題になりますが。



【追記】データを引っ張るとここがまとまってます。
例えばアメリカ対日本でみると2005年で対内直接投資(日本→アメリカ)が約1兆5000億円、対外投資(アメリカ→日本)が8000億円。EU対日本で見ると対内直接投資(日本→EU)が6000億円、対外直接投資(EU→日本)がマイナス2000億円(つまり引き上げた方が大きかった、、なんでしょう?ボーダフォンが日本法人をソフトバンクに売ったのは最近ですよね?)。まあ対内・対外を比率として比べると低いといえば低いですな。でも成長市場としてのアメリカ・欧州と日本ではスタンスが違うきがするのですが。

確かに規制は多いと思いますし、もともと戦後経済の鎖国状態のイメージが強いのでしょうけど。

個人的に思うのは、
一番の理由は「儲からないから」「割安な投資がないから」ではないでしょうか。
投資が少ない、といっても日本の株式市場の半分は海外からの投資であり、最近債券市場でも海外からの投資が目立ちます。
もちろん、様々な規制がボトルネックになっているのとは思います。
直接投資に対する参入障壁の高さや言語の問題は大きいでしょうが。
例えばもっとも資本投資が如実に現れる日本国内への工場建設でしょうが、この部分は確かに様々な規制があり、さらに人件費も高い上、高学歴の工場労働者の確保に苦労しそうです。ただ、日本国内の工場ですら海外に逃げ出している現状で、逆張りで工場投資をするインセンティブは低いのではないでしょうか。
さらに日本国内に直接雇用をもたらす可能性の高いサービス業は生活様式の違いが如実に出てしまう上、国内に商社をはじめとする資本が厚いパートナーがたくさんいます。

つまりは、鎖国状態(外為の規制緩和や直接投資が可能になるまで)時代に積み上がった国内の資金が、ホームバイアスで国内に滞留し、その巨大な資金が国内マーケットにいきわたり、外国人が買いたい、投資したいと思うほど割安な状態で放置されていないのでは、とおもうのです。つまり、国内資金が積み上がり過ぎて、海外から資金導入をしなければならない資金需要でなかったのが直接の原因ではないかと思うのです。
【追記】ついでに直接投資をもっと入れなければならない、という議論もどうかと思います。十分な社会的資本蓄積がある日本で、さらに今後直接投資をしてもらう必要があるかどうか、もちろんしてもらった方がいいとは思いますけど。

もちろん、市場として魅力があるなら海外から投資してもペイするのでしょうけど。
社会が成熟し、これから労働市場がシュリンクし、マーケットが縮小していく社会に長期直接投資するのは相当ハードルが高い気がします。

、、、まとまってないのでしばらくして追記します。。。

【追記】よくよくかんがえると
この対内・対外直接投資の格差は、突き詰めると国内の工場が海外に移転しているということを端的にあらわしているに過ぎないのでは。
つまり一番直接投資が必要であった戦後には直接投資を制限し、社会が成熟してから直接投資を解禁(外為法や様々な規制緩和)したため、国内資本への直接投資はどうしても少なくなる。一方で国内製造業は、どんどん海外へ展開している。この格差が金額差として出てきているに過ぎないということでは。

ああ、なんかひどく回り道した気分、、、。
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by ttori | 2007-03-27 11:04 | Market(マーケット事件簿)
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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