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最近読了した本

その1
f0005681_20341779.jpg金融工学者フィッシャー・ブラック
ペリー・メーリング著 今野 浩監訳 村井 章子訳


かなり前に買って読み始めたのですが、難しいところもあったので、スイッチバックしながら読んでいたら、読了まで結構時間かかってしまった本。
金融業界にいたら知らぬ人はいない(と思われる)、学者・実務家フィッシャー・ブラックの生涯を描いたものです。かなりディープな経済学の話も多くて、あちこち調べながら読みました。個人的には特に、学会からゴールドマン・サックスに転職したところからを興味深く読みました。



実際、彼の功績として最も有名なオプションのブラック・ショールズ・モデルの式について、私自身意味は知っていましたし実際に実務として使うこともあるのですが、その考え方の基礎となっている、一般均衡理論の考え方を整理できたことは、個人的によかった点です。

ブラックの考え方は現実から3歩先を行っていたため、なかなか理解を得られなかった様ですが、思索し、行動し、議論を尽くした姿勢は本当に尊敬に値します。

少し残念なことは、経済的なことやファイナンスの議論が専門的でわかりづらいところが結構あり、少しとっつきにくいかな、と思えることですが、それでもがんばって読むだけの価値はあると思います。

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その2
f0005681_2031561.jpg特捜検察vs.金融権力
村山 治 (著)


バブル前夜から、ライブドア事件まで、特捜検察の動きを綿密な取材で追ったもの。
バブルのころの本といえば、銀行や証券、政財界の話が多いのですが、その裏側で活動した検察からの視点ということで、なかなか面白かったです。題名がセンセーショナルですが(笑)、中身はしっかりしています。

一つ思ったことは、検察といえど、国の組織であり、国の方針にそって活動をするものなのだなあということです。国策捜査といいますが、検察が国家の最高の捜査機関である以上、その活動は常に国家としての視点を持ち得る、ということがわかります。

個人的にはライブドアの捜査のときに、東京地検が六本木ヒルズに捜査で入るのをTVで見ながら、「なんで(証券取引等監視委員会などではなく)地検なんだ?」と強烈な違和感を持った身なので、実際に検察がどの様な組織で、どのように活動してきたか、知ることができて非常に合点がいきました。

一つ難点は、マッタク検察の組織に不案内の人間のために、組織図とか、肩書きとか整理してほしかったなあと。検事正ってどれくらい偉いのかな?とか考えながら読みました。<あほ

しかしながら、なかなかない視点から書かれたものであり、興味深い一冊であることは確かです。
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by ttori | 2007-02-20 20:15 | 本 / CD / TV
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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