個人という名のホットマネー(または投機筋)

仕事で忙しくて死にかけ、、。
しかも体調も悪い。。。
、、でも飯はちゃんと食べられるのはなんでだろう、、、<メタボリ。

さて
下のエントリーでREITについて書きましたが。
最近の投資信託の募集・販売の勢いはすごいものがあります。

先週、野村證券が中国A株の投資信託を300億募集したところ、即日完売したとか。
アジア向け投資信託が急増していて、ここ数ヶ月だけで数千億規模になったとか。
インド向け投信が数千億積み上がっているとか。
ピクテというスイスの運用会社が運用している世界高配当株で運用する投資信託は2兆円近くまで残高が伸びてるとか。




、、、すごいですね。
個人投資家の投資意欲の高まりはびっくりするぐらいです。
しかも、単純な日本株の投資信託ではなく、エマージング(インド・中国を中心とする新興市場や、J-REITなどの新商品系)物が大人気だそうで。

当然、投信会社の方も低流動性・未発達なエマージングマーケット物の募集には慎重で、募集上限を設けていて、資金流入を制限していますが。
もちろん、だからこそあっというまに募集停止になる→逆に人気沸騰→即日完売ということになっている気がしますが。
個人的にはまだ十分基盤が整っていない市場に個人マネーが大金を突っ込むのはどうかと思います。たとえばJ-REITマーケットは残高5兆円くらいしかないマーケットで、プレーヤーが偏っているため、流動性が少ない。そのマーケットで日興AMさんの財産3分法ファンド(J-REIT残は3000億近く!:マーケットすべての時価総額の6%!)をはじめ、残500億円(時価総額の1%)を超える投資信託がごろごろしてます。
、、、こうした投資信託は、たとえば、日本株に換算すると5兆円レベル規模(日本株の時価総額は500兆円、その1%ですので)の投資信託となりますな、、、。
同様の事態が日本のインドファンドやアジアファンドにも当てはまります。

ところが、こうした投資信託はもし換金要求があると5日程度で換金されます。つまり、こうしたマネーが逆流し始めると、あっという間にマーケットから資金流失します。日本株なら500億の売りは耐えられるでしょうが、まだ十分未発達な市場で100億も流失したら、マーケットが崩壊してしまいかねません。しかも自らの売りで基準価格押し下げ→さらに解約→どんどん残高減というスパイラル。。

もちろん投資している個々人レベルでは100万、1000万単位の投資なので、換金を押しとどめることはできませんが、エマージングマーケットが不調になると想像以上にマーケットにオーバーシュートを引き起こすことになりかねない、と思います。

、、、だからどう、というわけではないんですが、新聞とかメディアでは投機筋=ヘッジファンド、悪いやつ、という扱いですが、マネーの動きの速さと大きさなら日本の個人も負けていないんではないか、と思うわけで。つまり日本個人投資家=投機筋
さらに、たとえば最近”円キャリー”が注視されています。一般的に主体がよくわからないが言葉だけが独り歩きしている気がしますが。
ところが日本個人投資家の外債・外株・投資信託の投資資金の方が残高を考えると、はるかにインパクトがあると思うわけで。
個人的には日本個人投資家はちょっと金銭感覚がずれているんではないかなー、と思うのです。多くの日本人は東南アジアに旅行して物価の安さを実感していると思うのですが、投資するときはその感覚がないのでしょうか。

、、、募集資料から、付き合いのあるブローカー、国内募集ですべて日本語で考えているからバイアスがかかってそうですが。。。

【追記】そしてついに本日野村アセットさんが募集した世界高配当ファンド(毎月分配)は2,000億!一発で集めたそうで、、、。すごすぎる、、、。
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by ttori | 2007-01-27 12:32 | Market(マーケット事件簿)
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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