王子と北越

、、まあ、あんまりコメントできませんが。

M&Aが一般的になる、ということよりも、なによりも、
株主として視点、権利とは何か、ということを考えるいい機会かもしれません。

特に北越の経営陣による、三菱商事への第三者割り当てに関しては釈然としません。
法律的な細かい点は別にして。




たとえば、自分が持ってる宝石を売るとして、宝石店に持っていって鑑定してもらうとします。その宝石商は、店頭で同じものが800円以上の価値をつけているのに、これはもう第三者に売るつもりで607円の価値しかない、という。ところがそこに他の宝石商が出てきて、これを800円で買います、といってる。

どう考えても800円のほうが価値があります。
ところが、始めに持ち込んだ宝石商は、他の宝石商は商売敵で、嫌いだからという理由で、たとえ800円以上の価値があっても、あなたの宝石を607円で強引に自分が見つけてきた友人に売り払ってしまったとしたら。

どう考えても訴訟ものです。

ところが、面白いのはこれだけ明確にクライアント(=株主)にそむいて、自己の利益優先した宝石商(=経営陣)を訴えるクライアントがいないということ。

経営陣によるエージエンシー問題の典型という気がしなくもないですが。

、、、まあ、個人的には、三菱商事への第三者割り当てはできないだろう、とみていましたので、強行したことはかなり予想外だったのですが。<負け犬(涙)
私は、いったん第三者割り当てをキャンセルした上で、改めて、商事に価格を引き上げた上で、第三者割り当てをするか(ただ、きちんと理論立てしないと、ニッポン放送時のときのように、訴えられて負ける可能性があり)、商事に対抗のTOBをかけてもらうとよんでいたのですが。
なにより、北越の株価推移は、TOB発表直後から、800円を超えて推移していましたので、マーケットの多くのかたも三菱商事に対する第三者割り当てはできない、とみていたと考えられます。ここのとこ、北越の株価は800円に向かってダイブしてますが。(あと、王子がTOB価格を引き上げる可能性もあります)

とりあえず、これで王子によるTOBは厳しくなったと考えられますが、これだけのディールですので、今後の動き、FAの動きに要注目だと思います。
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by ttori | 2006-08-12 15:56 | News
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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