中国の光大証券、16日発生した取引システムのエラーを調査
時価総額で中国5位の証券会社、光大証券 は、16日発生した取引システムのエラーに関する調査を進めている。 同社の上海証券取引所への届け出によると、その他の業務は通常通り。取締役会秘書の梅鍵氏はこれ以上の言及を避けた。 上海証取の技術サービス担当者が内規を理由に匿名を条件に述べたところによれば、同証取はこの日の取引急増について調査している。上海総合指数は午前の取引で、2分間でマイナス圏から5.6%高まで反発。売買高は30日平均を80%上回った。 中国証券監督管理委員会(証監会)の当局者は、証監会が状況を調べていると説明。上海時間午前11時5分(日本時間午後0時5分)過ぎに同指数が急騰したことに関する問い合わせに対し、規則を理由に匿名で回答した。 8月16日(ブルームバーグ) 本日の東京時間の昼時間、上海市場が急騰。合わせて東京市場でも日経やTOPIXが上昇したり円安になったりしました。しかし、その上海市場の上昇があまりにも不自然だったため、話題騒然(チャートは下記) で、直後から誤発注ではないか?と話題になっておりましたが、どうやら中国第5位の証券会社、光大証券はシステムトラブルで誤発注をしたようです。 その額約70億元(約1000億)。 、、、まあ噂ではテスト用だかプレゼン用のシステムが実際に証券取引所に接続されてしまっていて、実オーダーとして出てしまったのでは?とのこと。で、コンプラ担当者があっという間に首になったって噂もでてましたが、、。 急騰して急落したのを勘案すると数十億単位で損がでていると思われ。 ただ、光大証券の親会社は中国の中堅銀行の光大銀行。「銀行がでかいから別に潰れやしないだろ」という声も聞こえてきますが。 、、、それどっかで聞いたような、、、。(ただ件の光大銀行、先日中国インターバンク市場金利が急騰したとき「デフォルトしたのではないか」と言われた銀行なんですが、、踏んだり蹴ったりですな、、、) 株式取引はすさまじいまでのシステム産業と化しています。もちろんさまざまなシステムが開発されどんどん使い勝手が上がっていく反面、こうしたちょっとしたミスで巨額の損失につながります。前回書いたナイトキャピタルの例を引くまでもなく、システム開発はフロントの最前線だという認識が必要ではないか、と思います。 【追記】中国・光大証券の大量誤発注はシステムの欠陥が原因=証監会が調査 中国証券監督管理委員会(証監会)は18日、上海株式市場で証券大手の光大証券が16日、大量の買い注文を誤って出した問題に関する調査結果を発表し、注文システムの設計上の欠陥が誤発注の原因だと指摘した。今後、本格的な調査に入るとしている。光大証券は16日、累計で234億元(約3740億円)の買い注文を出し、このうち72億7000万元の売買が成立した。 光大証券は先物で700億分売り建てたらしく、現物はしばらくホールドするらしいです、、。
by ttori
| 2013-08-16 22:24
| Market(マーケット事件簿)
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