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統計(追記あり)

統計というのは普通に考えられるより予想外に難しいものなんですが。
これはひどいと思うんですけど、、。

7―9月GDP、0.6%減だった4.8%増から修正3回
 内閣府は11日、2009年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)が物価変動の影響を除いた実質で前期比0・1%減、年率換算で0・6%減のマイナス成長だったと発表した。
 7~9月期のGDPは、昨年11月発表の速報値では年率4・8%増だったが、同12月に1・3%増、今年2月に0・0%増へと下方修正されていた。今回、3度目の下方修正でマイナス成長に転じたことで、GDP統計の信頼性がますます揺らぎかねない状況だ。
 下方修正の理由について、内閣府は、製造業などが抱える在庫を示す「民間在庫」の計算で季節によって大幅に変わる要素を取り除いた結果、数値が引き下げられたと説明。09年後半以降、景気が回復基調にあるという見方は変えないとしている。
(2010年3月11日 読売新聞)

速報で年率4.8(四半期で1.2)%>1.3%>0.0%と来て最後はマイナス0.6%。特に7~9月期はリーマンショックからのリバウンドで高めに出る、という話ではあったとは思いますが、、。

ちなみにこちらで一次速報と二次速報の違いが書いてあります。
要するに一次速報は設備投資や在庫統計をモデルで推計して計算して、二次速報は法人企業統計などの調査を加味して推計したものなんですが。

確かにリーマンショック後に急激な在庫調整や投資抑制(派遣切りとか話題になりました)があり、その後のリバウンド局面で急激にもどったりしたので、過去時系列推計だとうまく捕らえきれないんだろうなあ、と思います(そもそも鉱工業生産指数とかも過去無かったような爆落>リバウンドをしたり)。それこそあれだけ巨大な国土と人口の統計なのに、たった一ヶ月でGDP成長率8%達成!!ときちんと出してしまう中国(そして誰もその怪しさに疑問を呈さない)に比べてコンマ以下の話ではあるんですけど。

ちなみに政治家の方はこの統計を元に「景気回復してます」とのたまっていたわけで。投資家に誤解を与える情報を流していたともいえます。ただまあ日本人、悲観的過ぎるから上方にぶれさせて「気分だけでも」景気回復してもらえれば、実際に景気回復するかも。
景気は気から、といいますし。

、、、ダメですか?<あほ

【追記】東京株マーケット、、日中ボラなし。死亡中。とりあえず来週の日銀の政策決定会合で新たな量的緩和(?)策が出てくるかが焦点。とはいえ、2年国債も残存3年も利回り20bp以下に潰れている現状、何を期待しているか不明。ただ、外人に対してこの「金融緩和」と言う言葉は魔力があるようで、前回の量的緩和アナウンス時点も外人大幅買い越し。このまま日経高値で期末を迎えるか?との期待感が高まり、、。
海外では昨日出たリーマン破綻のレポートが話題。特に話題は「レポ105」取引。基本的にレポ、レンディング(貸借)取引は法律上、売却に準ずる取引としてBSには計上されます(つまりBSから貸し出した証券は売却したものとして切り離される)。それを悪用して(つまりサブプラ債券などをまるでみずからのBSからはずしているよう)BSをきれいにみせていた、との見方。要するに会計上の穴をついていた点はかつての日本の飛ばしと似ていますが、違いはBS上の会計でレバレッジレシオや各種数値をきれいに見せていたのか、PLまで操作していたのか。後者はその後の配当とか様々な法律の問題を引き起こす点でしょうか。(ちなみにSIVにしても同じで自らのBSから各種エクスポージャーを切り離したように見せるための装置の一種のようでしたし。なぜそんなことをするのかというと、銀行はBIS規制で自らの資本に比してしかBSをもてないから。)
株がらみでいえば過去、某テレビ局の株を大量保有するラジオ局の株買占めでそのラジオ局がもつテレビ局株をレンディングに出して議決権を第三者に逃がしたり、「エンプティボーディング」といわれる株のエコノミーははずしているけど、株主議決権だけ持っている大株主とか話題になりましたが。
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by ttori | 2010-03-11 22:19 | News
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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