シティの生い立ち

f0005681_16475139.jpgザ・シティ 金融大冒険物語
浜 矩子 (著)

というわけで(どういうわけだ)休み中です。で休み前に山ほど本を買ったのですが、順次読んで面白かった本の紹介を*。
*え?”ブラックスワン”はどうしたかって?、、いやー、だいぶ読んだんですが、、個人的にあんまり面白くなくて、、。

というわけで一冊目は”ザ・シティ 金融大冒険物語”。雑誌エコノミストの同名連載を加筆編集したものです。
ロンドン・シティの金融街しての変遷を19世紀初頭の南海泡沫騒動から現代までおっかけています。キーワードは”海賊魂”。マーチャントバンクの生い立ちから、貴族化し株式会社銀行や産業資本に駆逐されるまでや、その国際性から二回の世界大戦での立ち位置の難しさ。そしてニューヨーク勢に圧倒され始めた第二次世界大戦後の体制。それでも”ユーロドル市場”でしたたかに生き延び、その後ユーロユーロ市場でも世界最大の金融市場にのし上がったロンドン。でも筆者は今のロンドンをかつての海賊魂を忘れた、「単なる金融テクニシャン」の町になってしまったと指摘します。

多くの識者が「魂を忘れた金融技術の暴走」をサブプライム問題以降の根源としている気がします。しかしどっちかというと資本の流動性が増し、金融マーケットが産業資本の数倍になり、資本が貴重品でなくなった事が原因ではないかと思います。それは投資信託に代表される、金融資本の蓄積と投資の広がりと社会の成熟化が原因であり、そうそう簡単に解決されないのではないかと思います。
まあ本の内容としては日曜日とか昼にビール飲みながら重くもなくさらっと読める、まさに”読書”の秋の一冊かな。

というわけで続いて「黒の株券  ペテン師に占領されるウォール街 デービット・アイホーン」とか「ザ・パニック ロバート・ブルナー、ジョン・カー」を読んでます。**
**あ、別に仕事以外の本も読みますが、基本的に仕事がらみの本紹介、という趣旨で。
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by ttori | 2009-09-09 16:38 | 本 / CD / TV
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
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