IE9ピン留め

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


さて年もあらたまったですが、昨年末書こうと思っていた積み残しを。
交付国債「見せかけ財源」 一般会計90兆3000億円 きょう決定
政府は24日、一般会計総額で約90兆3000億円となる2012年度予算案を閣議決定する。当初予算としては、6年ぶりに前年度(92兆4116億円)を下回る。総額が圧縮されるのは、基礎年金の国庫負担財源2兆6000億円を、将来の消費増税を当て込んだ交付国債でまかなうため。実情は借金の先延ばしにすぎず、国債発行の政府目標を守るための「見せかけの財源確保」との声も上がる。
 交付国債は政府が発行するいわば「借用書」。年金積立金を運用する独立行政法人に引き受けてもらい、その分、積立金を取り崩して年金給付に充てる。
 積立金の取り崩し分は、政府が消費税増税の税収分から返却する。交付国債の発行時点で政府は現金を支出しなくてよく、12年度の一般会計予算では歳出に組み込まれず、予算総則に書き込むだけで済む。
 基礎年金の国庫負担分が外れる結果、12年度予算の社会保障費は約26兆3000億円と、前年度の28兆7079億円を下回る見通し。借金の元利払いに充てる国債費以外の政策経費も68兆4000億円程度に抑制される。また、交付国債は通常の国債と異なり、新規発行扱いされないため、12年度予算の新規国債発行も約44兆2000億円と、政府の「約44兆円以下」という発行目標を守れる見通しだ。ただ、将来、消費税増税分から積立金を返却するときは一般会計の歳出となる。政府関係者は「実際には交付国債は国の借金を膨らませており、返済を延期しただけにすぎない」と指摘する。政府は交付国債の発行や償還ルールを定めた法案を来年1月開会の通常国会に提出する方針だが、与野党などの反発で消費税増税が実現しなければ、「公的年金そのものの信頼性が揺らぐ」との懸念も強い。
2011.12.24 05:00


これを見たとき、ああ、ついにルビコンを渡ってしまったか、と思いました。
国債って大まかに二つに分かれていて、赤字国債と建設国債に大別されます。
赤字国債とは文字通り、税収が足りないから新規に発行する国債(国の借金)で、国会とかで「今年は何兆以下に押さえて」どうこうと言っているのはこの赤字国債をいいます。この赤字国債、文字通り税収がないのに借金して支出するもので、発行するときは国会の決議が必要です。現在残高が昨年末で430兆円近くあります。

一方でこれとは別に建設国債というものがあります。これは公共投資を行う時に発行されるもので、道路建設や橋をかけるといったインフラ投資を行うとき、国債を発行し、60年にわたって別会計にして均等償却(一年で60分の1づつ償却)していくものです。ただ、気をつけなければならないのは、60年で償却といっても60年満期の国債でまかなっているのではなく、10年満期などの国債をぐるぐる回して資金調達しています。こちらは昨年末で320兆円近く。

まああえて金融的な言い方をすれば建設国債は投資性借り入れ、赤字国債は消費性借り入れとでも言いましょうか。ただ、国債の発行現場では「これ建設国債ね」「これ赤字国債ね」と分かれているわけではなく、マッタク同じ日本国債で、ただ単に管理上の問題となっています。

さて今回出てきたのが交付国債。
これは上記2つとはマッタク趣旨が違います。

私達の国民年金は私達の老後を支える基礎年金として、日本年金機構(旧社会保険庁)と年金積立金管理運用独立行政法人GPIFが管理運営しています。国民から納付された年金資金と国が税収から拠出する分を合わせてGPIFが管理運営しています。
今回出てきたのは、このGPIFに国が拠出している分をこれまで現金で渡していた(とはいっても赤字国債を発行して)分2兆6000億を交付国債で直接GPIFに拠出することになります。

問題は今回の交付国債がこれまでの枠組みとはマッタク違う管理で出てきたこと。赤字国債を発行するには上記のように国会決議が必要となりますので、お金が足りなければそれなりにやりくりが必要ですし、44兆円以下とかキャップがはめられたりしますが、今回の交付国債はこの枠からも、上記の国債発行ルールからも逸脱*しています。
*政府関係者の方が「どのみち国債を発行して拠出するんだから一緒」といってますが、いったん国会審議やマーケットなどのチェックを働かせるのと抜け道的に借金するのは財政規律という意味で全く違うと思われます。、、、あ、財政規律なんてないからこれだけ国の借金が膨らんだんだから一緒だって?

しかもこの交付国債、市場流動性がありません。換金するには国に直接申請しなければなりません。
「今回一回限り」とはいうものの、政治家は安易なツールとして乱発する(特に税収を上げるために増税してこの交付国債を代替するとしているので)のが目に見えてます。そうすると、GPIFの資産(現時点で120兆近く)は遠くない未来にすべてこの交付国債に置き換わり**、最後は国民への給付そのものが交付国債になる、という笑えない事態が想定されます。
**運用の現場からの視点でいうと、現在GPIFは今年4兆円以上のキャッシュアウト(支払い超)となるといわれています。このうち国からキャッシュで入ってくる予定だった2.4兆円分を、そのまま支払いにまわす予定だったものが換金できない交付国債となると、さらに2.4兆円分の資産を別途売らなければならない事になります。これまで株式の相場下支えを行っている(といってもアロケーション上のリバランスの域を出なかったとは思いますが、、、)GPIFが大幅な売りこしとなる可能性があります。

そもそもなんでこうなったのか(積み立て方式:本人が積み立てたものを運用し、後で年金として払いだすのではなく、賦課方式:足元の加入者の拠出金で支払いを回すといった問題点***も含め)を精査せず、安易な目先の解決策できゅうきゅうとしてこうした奇策で取り繕うとするのを見ると、ますます将来が暗いなあと新年から思う私は根暗ですか、そうですか。
***個人的には地方公務員の給与を下げるとか、支出を切り詰めるのもセットでないとダメだと思ってます。大阪の橋下さんに対する公務員の態度や行動を見ているとはっきり言って腹が立ちます。税収はほっといても入ってくると思っている公務員天国の行く先はギリシャなどで証明済みだと思います。地方公務員の給与(そういうと「良い教員が入ってこなくなる」とか「民間の給与が下がる」とか、全く意味がわからない反論が出てきますが)をその地方の平均給与なみに下げるだけで(例えば地方の民間平均給与が300万のところで地方公務員の平均給与が800万とかのズレを民間なみに引き下げる)かなり支出を抑制できると思われ。まあ公務員の仕事を簡素化して無駄な仕事を削る必要もありますが。
# by ttori | 2012-01-01 08:20 | News | Trackback(2) | Comments(4)

年末あいさつ

本年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

木曜日、いつものメンツとのみ。弁護士の方を中心にバンカーやPEファンドの方、M&Aバンカー、某生保の企画野方やHFセールス、新聞記者の方やベンチャーを立ち上げた方。最近いろいろ逆風が強く久々にあった海外駐在の後輩に一言目に「白髪増えましたね」といわれたりして、思わずヨメにすら言わない愚痴をみんなに言ってしまったりしましたが、とりあえずいけるところまでがんばります。それがこれまで私を育ててくれた人達への恩返しだと思って。

私事ではございますが、もうすぐ第二子が生まれます。
男の子だそうで、ヨメは大変そうですが、楽しみです。
また名前を考えてますが、なかなか難しい。
三井住友銀行

♪今がどんなにやるせなくても明日は今日よりすばらしい♪
ぐっと来ます。この年になってただただ、まっすぐに育ててくれた両親の偉大さが身にしみます。
# by ttori | 2011-12-24 22:37 | CM一考 | Trackback(1) | Comments(0)

異端児

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録
著者: 西川善文

元三井住友銀行頭取、郵政公社社長を務め、「ラストバンカー」と呼ばれた西川善文氏の回顧分。経済のど真ん中でディールメーカーとして生きた西川さんの、その舞台裏があかされています。

まず西川さんの生い立ちから。新聞記者になりたかった西川さんがひょんなことから住友銀行に入り、その後住友銀行調査部を経て、安宅産業の破たん処理に奔走、子会社を整理し安宅を伊藤忠に引き取ってもらう(とはいっても全部ではなく一部のみ)件。いわゆる銀行M&Aが堪能できます。安宅産業、イトマン事件、イトマンの破たん処理、住専、そして金融危機と、常に様々な危機に直面し、その対応に走り回った記述は華やかさこそないものの「ディールメーカー」としての手腕が伺えます。
ただ、安宅産業はまだ、「投資に失敗した商社」を救済し経済的影響を減らす、という前向きな話が出ますが、その後のイトマンや平和相互など、いわゆる「バブルでコンプラ無視の犯罪的経済活動」の後始末は、読んでいてダークになります。

もちろん毀誉褒貶がある人ではありますが、安宅から始まりイトマン、平和相互との合併など、いわゆるバブル時代の「裏の世界」を走りぬけ、さらに郵政の民営化と、大三井住友銀行の頭取、郵政のトップまで勤めた人の言葉は重い。そして資本増強時でのGSの選定の舞台裏。GSの「リレーションシップ・バンキング」ここに極まれり、って感じですけど(金融庁の方、リレーションシップバンキングを強化しろ!ってこういう事(いざというときに排他的なディールを取れる関係構築)っていう事がわかってるんですかね。ディープなリレーションを構築する目的は排他的関係でぶち抜けるディールを獲得すること以外ありえない)。

全体を読んで感じたのは多分「こんな本では書ききれない」ようなディープな話は割愛されてしまったんだろうな、ということ。表面的な記述で終わってしまっているところが各所で見受けられてかなり残念だなあ、という感じがするところは各所に見えます。もちろんかけないことが多いんでしょうけど。

ただ、イトマン事件あたりからの文脈ではさっと書かれていますが、イトマン事件に対するかなりの怒りが行間から湧き出、さらに郵政の件に関しては自ら「政治音痴」とは言いながら怨念が立ち上るような記述になっています。

個人的な感想としては、これが西川氏側からの記述だとはいえ、郵政に関しては政治家の不毛な、そして理不尽な行動には憤りを覚えます。

私自身はバブル期などの本を多数読んでいますから表面的だな、とも思いますが、初めて読む人は戦後金融の裏側が堪能できて面白い一冊ではないでしょうか?

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これはマジでカッコイイ!
ブルーインパルス PV 最強版 Blue impulse 【自衛隊】

音楽(ELLEGARDEN Salamander)とマッチしていて、マジでヤバいっす。
T-4って小型機なので、ハンパなく揺れるんでしょうけど、編隊飛行とか「おいおいこの揺れ方でこの距離ヤバイっしょ」みたな。


、、え?そうです、飛行機オタですけど、なにか?

【追記】星かくときどうやって位置みてんだろ?と思ったら、スモークの位置をまたいだところが見えるんですね、、、感動。。。<オタクです
# by ttori | 2011-11-13 11:34 | 本 / CD / TV | Trackback | Comments(0)

犯罪者

MFグローバルが経営破たん、欧州ソブリン債への積極投資で痛手
米先物ブローカーのMFグローバル・ホールディングスは31日、ニューヨーク市マンハッタンの裁判所に連邦破産法11条の適用を申請した。同社はゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)や上院議員、ニュージャージー州知事を歴任したジョン・コーザイン氏(64歳)がCEOを務めており、積極的なリスクテイクを通じて同社を「ミニゴールドマン」に変身させようとした同氏の野望は、欧州債務危機のあおりで打ち砕かれる形となった。コーザイン氏はリスクの高い自己勘定売買を推進。低金利と欧州ソブリン債への積極投資で痛手を受けた。 規制当局は以前からMFグローバルの存続能力に「重大な懸念」を抱いており、イタリアやポルトガル、スペインなどのソブリン債に対するエクスポージャーの公表を求められてから、わずか1週間足らずでのあっという間の破たん劇となった。
 同社に対しては多くの企業が関心を示しており、バークレイズ、シティグループ、ドイツ銀行、ジェフェリーズ・グループ、JPモルガン・チェース、マッコーリー・グループ、ステート・ストリート、ウェルズ・ファーゴなどの名が買い手候補として挙がっていた。しかし、関係筋によると、インタラクティブ・ブローカーズ・グループへの資産売却をめぐる協議が決裂した後、連邦破産法11条の申請に踏み切った。
 同社のブラッドレイ・アベロウ最高執行責任者(COO)は裁判所に提出した文書の中で、「規制当局に定められた期限までの限られた時間で達成できる他の選択肢がなかった」と説明した。 MFグローバルの破たんは、2008年のリーマン・ブラザーズの破たん劇を連想させる。しかし、市場関係者は、市場にもたらす影響はリーマンに比べてはるかに小さく、限定的なものにとどまるとみている。それでも、同社破たんにより、複雑なポジションの整理に伴う混乱は避けられないとの見方から、米国市場における金、原油、穀物などの取引は減少した。CRGパートナーズのリストラアドバイザー、マイケル・エプスタイン氏は「MFグローバルはある意味で、リーマン・ブラザーズの小型版のようなものだ」と語っている。
[ニューヨーク 31日 ロイター] 

最近こんだけマーケットが荒れてる(パパン首相(?)の暴走とか)のになかなかマーケット事件簿に書く事件がおこんないなー、と思ったらよーやく出てきました。<あほ

ゴールドマンサックスの元ボンドトレーダー・共同会長で元米ニュージャージー州知事(この選挙はすさまじい金が投入されたらしいですが)のジョンコーザイン氏*がCEOとして乗り込んでいったMFグローバルが破綻しました。その負債総額410億ドル(3.2兆円)。
このコーザイン氏、LTCMのときに一人で暴走してGSの会長を解任された、という過去がございます。そしてその恨みを晴らすためか、積極的な拡大戦略を引き、MFグローバルをミニゴールドマンにすべく、投資銀行化に積極的に打って出ていたそうです。
*ちなみにこのコーザイン氏をキーパーソン条項にした(この人が辞めたら償還しまっせとか)債券が発行されてた(引き受けはジェフリーズという中堅投資銀行で、この事件で株価が爆落してます)り、結構すごいおっさんだと思われていた模様)

今回の破綻の直接の原因は欧州債券のエクスポージャーの高さ。
元々MFグローバルって、資本金が15億ドル(1200億)程度しかない小型の先物ブローカーでした。ところが元債券トレーダーとしての血が騒いだのかしりませんが、欧州の、しかも今PIIGSとして騒がれている高リスククレジット国のソブリン国債をしこたま(60億ドル、5000億くらい)抱えたとのこと。

もともとこのMFグローバルという会社、日本でいう商品先物の会社のED&Fマンという砂糖をあつかう商社会社が源流です。今ロンドンに上場していて日本の個人投資家にも有名なCTAヘッジファンドAHLのマン・グループが先物ブローカー部門をスピンオフ(分離独立)させたのがMFグローバルです。

この先物ブローカー会社って結構昔からある形態で、破綻したリーマンも元々綿花商社から出発した会社です。直近では上場直後に不正会計が発覚していきなり破綻したレフコという先物ブローカー**とか(MFグローバルがその後買収)何かと話題を振りまいてくれる存在ではありましたが。
**よく読むとレフコが破綻したときもインタラクティブブローカーって買収相手として名乗りあげてたんですね、、。

しかも件のコーザイン氏、顧客資産を流用していたようで、この業界、顧客資産に手をつけるのはご法度ですので、業界のコンプラの基本の「き」を無視した罪は重いと思われます(インタラクティブブローカーなど買収者が軒並みbidを取り下げたのは、これが原因だと思われ)。まー要するにトップの暴走を押さえきれなかたっと。

あと、よく「これはリーマンショックの再来だ!」とかおっしゃる方がいらっしゃるようですが、個人的にはそこまでいかんのかなあ、と***。理由は簡単で、バランスシートが軽いのと、現物と上場先物中心(上場先物はOTCデリバティブと違い、カウンターパーティは証券取引所)のバランスシートなのでOTCデリバティブでのハブの一つになっていたリーマンとはまったく別ではと。
ただ、ユーロ危機の犠牲者の一つとしてはなかなかのでかさ、さらに自己売買のミスで潰れたとなると金融機関の規制強化を主張している人達が「それみたことか」と勢いづくこと間違いなしですし。
***ただ、ギリシャの無秩序な破綻はリーマンショック以上の衝撃になる、に10000ドラクマ。

しかしギリシャの首相がとち狂って国民投票するとか、先が見えなくなっていてとってもダークな気分になるの私だけですか、そうですか。
# by ttori | 2011-11-02 23:27 | Market(マーケット事件簿) | Trackback(2) | Comments(0)

マージンコール

これはカッコイイ!

Margin Call Trailer
# by ttori | 2011-10-22 00:39 | 本 / CD / TV | Trackback | Comments(0)

子供に誇れる仕事

このCMはかなりいいと思う、、。
思わず清水建設、いいなーと思ってしまう。

「つくるに夢中」篇 (ロングバージョン) - 清水建設
# by ttori | 2011-10-02 20:49 | CM一考 | Trackback | Comments(0)

この国はもう一度、戦後からやり直すことになるのさ

前に書いたことありますが、日本の国の債務は1000兆円。
日本の個人資産は1400兆円。

もちろん国の資産については150兆円の外為特会(裏側にドル資産がある)とかもありますが。

この個人資産の大半は銀行預金、株、債券、生命保険、年金ですが。
国家債務を増税によってまかなう(もちろん今すぐ政府債務を全額返す必要はないですが)として、将来の日本人のフロー所得(今借金して投資してるんだから、次の世代の人がその投資の果実を得られるはず。その果実で債務返せよ、という意味)ではなく、現在の1400兆円あるストック資産を元に課税(相続税とか、資産税とか使って)するとして。

そうすると(資産をもっている個人が日本という国から逃げられない、と仮定すると。もちろん富裕層は日本を脱出して税金の安いところに逃げることができるでしょうが、悲しいかな日本の金のほとんどは日本を拠点とする中産階級の人がほとんど)焼け野原から戦後60年かけて営々と築き上げた1400兆円もの個人資産を吐き出して、政府・民間一体化した日本というヴィークルのBSを縮小する(デレバレッジ)、という意味だと思います。
つまり

この国はもう一度、戦後からやり直すことになるのさ


戦争だって? そんなものはとっくに始まってるさ
問題なのは如何にけりをつけるか、それだけだ

~機動警察パトレイバー2 the Movie "tokyo war"

*要するにこの言葉を使いたかっただけだろ、という突っ込みは(ry
# by ttori | 2011-09-26 20:35 | News | Trackback(1) | Comments(0)

コンパニオン

これはこわひ、、、、。
誰だよこんなこと考えたやつ、、。

東京ゲームショウ2011:ソニーブース
# by ttori | 2011-09-24 20:35 | News | Trackback | Comments(0)

デルタ・ワン(航空会社じゃありません)(一部追記しました)

UBSのトレーダーに奇跡は起きず、デルタ・ワンの損失が逮捕劇に
「奇跡が必要なんだ」。スイスの中央銀行がフランの対ユーロ相場に上限を設定した今月6日、UBSのトレーダー、クウェク・アドボリ容疑者(不正取引で逮捕)のフェースブックのプロフィール画面にはこんな切なる願いが記されていた。 約1週間後の15日午前3時30分、ロンドン市警察は職権乱用による詐欺の疑いで31歳のアドボリ容疑者を逮捕した。UBSはその後5時間足らずのうちに投資家に対し、「1人のトレーダーによる不正取引」で20億ドル(約1500億円)の損失を被ったと伝えた。
  アドボリ容疑者はUBSの顧客向け取引を扱う「デルタ・ワン」部門に勤務していた。同部門は通常、顧客が証券バスケットの運用で投機やヘッジするのを手助けするほか、取引をアレンジする際に同行の自己資金でリスクを取る業務も手掛けていた。2008年1月にフランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルに49億ユーロ(現在のレートで5200億円)の損失をもたらしたジェローム・ケルビエル被告も同種の部署に所属していた。
  ソシエテ・ジェネラルの元トレーダーで、グレースパーク・パートナーズ(ロンドン)の資本市場アドバイザー、フレッド・ポンゾ氏は、「過失では二重安全装置を通り抜けることは極めて困難だ。これほど大きな穴をあけるには、意図的にやるしかない。今回の事件が20億ドルの穴なのかどうか、テクノロジーやリスク管理の失敗なのかを問う必要があろう」と語った。
(中略)
   他の金融機関幹部が匿名を条件に語ったところによると、他社のトレーダーは、UBSが上場投資信託(ETF)に絡んだ通貨リスクを十分にヘッジしていなかったか、通貨スワップを誤った方向で行った可能性があると憶測している。スイス中銀が6日に上限設定を発表したのを受け、フランは対ユーロで8%余り下落した。 株・債券、通貨、スワップ、ETFなどを取引するロンドンの証券会社、ETXキャピタルのシニアトレーダー、マノジ・ラドワ氏は「通貨取引で失敗した可能性が最も高い」と述べ、「数日間の出来事ならばショックだ。バックオフィスも気付いてしかるべきだった。先週、短期的に急激な動きを見せたのはスイス・フランだけだ」と指摘した。
9月16日(ブルームバーグ)

なんだか業界ゴシップ紙と化してるこのマーケット事件簿カテゴリ。
本日はUBSによる20億ドル(約1500億円)の損失*
*一昔前の兆円単位の損失に比べれば少ないなー、というのはかなり間違った感覚だと思います、ええ。

UBSロンドンのデルタワン・デスクに所属していたクウェク・アドボリ氏はロンドン時間深夜3時半!にトレーディングフロアで!ロンドン警察に拘束されました*2。容疑は不正取引。
*2:というか、深夜に、しかもトレーディングフロアという巨大な体育館みたいな仕事場で突然警察に踏み込まれて逮捕、というシチュエーションにびっくり、、、。(例、UBSがアメリカ・コネチカットにもっている世界最大級といわれる北米NYのトレーディングフロアの写真(ここ))(ちなみに下記はUBSロンドンのトレーディングフロアの映像)


”デルタワン”デスク、というのは業界での商品区分のひとつで、大概はいろいろな原資産(株や債券、為替、コモディティ)に対して100%近く連動する*3(例えば日経225が1%上昇したら同じく1%上昇するとか)商品を扱う部署です。一般になじみのある商品としては例えばETF(上場投資信託)などがあります。このほかでは例えば株の世界では、キャッシュ(個別株)デスクやプログラム(大規模なバスケット取引などを扱う)デスク、オプションデスク、CB(転換社債)デスク等々があります。
*3:対象資産(ETFとかスワップとか)が、基準となる原資産や指数に対してどれだけ連動するか、を一般にデルタといいます。このデルタ(連動性)が1、つまり1対1で対応する商品をデルタワンといいます。このほかオプションは原資産の動きに対して1対1で連動しないので、これに加えてガンマ・セータ、、といった様々なリスク指標が計算され、利用されています。

このデルタワン商品というのは、最近では例えばETFなどアメリカにいながら海外の市場(例えば日本の日経平均とか、中国の上海株価指数とか)に投資することができる、という利便性が受けて急拡大しております。さらに通常一般海外投資家ではなかなかアクセスできない市場(例えば外貨投資制限がある上海市場など)へスワップ(デリバティブ)などでアクセスを提供したり、インデックスアービトラージ(株式指数バスケットと先物などの裁定取引)などを扱います。
また、上記株価指数ETFは扱う商品の一つに過ぎません。現在ETFは単純な各国の株価指数連動型のものだけでなく、例えば「2倍レバレッジVIXインバースETF」みたいな、名前聞いただけではなにやってるかさっぱりわからないようなETFも出現しております(VIX(米S&P500指数オプションから計算されるS&P500指数オプションのインプライド・ボラティリティ指数)の動きに対して2倍、指数とは逆の動きをする)。

ただ、このデルタワン・デスクというのは基本的には流動性の高い、そしてヘッジが可能(なんせ1対1で連動する原資産がある)な商品を扱うため、基本低リスクでほとんど儲かりません*4。そのため巨大なバランスシートを使ってレバレッジをかけながら、巨大取引フローの中で小額の金額を積み上げて収益を上げていく、という性格を持ちます。
*4:例えば上記のVIXインバースETFとか、難しそうだし、儲かるんじゃね?とか思われるかもしれませんが、実はシカゴにVIX指数先物というのが上場されておりかなり流動性があります。この先物を使えば割と簡単にリプリケート(複製)・トレードできたりするんですね、、これが。

さて、このUBSデルタワンデスクの損失の元となったといわれるのが、先日のスイス中央銀行SNBの為替介入。スイス中銀総裁でヘッジファンドの雄ムーアキャピタル出身*5のヒルデブランドSNB総裁は対ユーロ・スイスフランの為替相場において、1ユーロ=1.2フラン以上のスイスフラン高を認めず無制限に介入すると発表、同時にマーケットで巨額の為替介入を行いました。
*5:世界の中銀総裁でHF出身ってかなり珍しいと思います。ゴールドマン出身者は何人かいますけど。、、え?似たようなもんだって?

この突然の発表と介入でそれまで1ユーロ=1.1フラン程度で取引されていたスイスフラン相場は急上昇、多くの投資銀行などは「スイスフラン高は当面続く*6」とみておりましたので、直撃を受け大怪我した人が続出したとのこと。
*6:安全通貨、相対的に高利回り通貨として日本円とスイスフランが選好され対ユーロやドルで高値がついていました。また、スイス中銀はこれまでたびたび為替介入を行いながら、なかなかスイスフラン高を押さえられず、大規模介入に対しての警戒感も薄かったように思います。

今回の損失に関しては上記の「通貨スワップでのヘッジミス」という見方以外に「(スイスフランの)オプションでポジションを取っていたのではないか?」との見方があります。確かに上記で書きましたが、デルタワンデスクというのは低リスクのトレードを扱っているデスクですので、それにしては損失が大きすぎるのが引っかかります。ただ、現在ETF商品の多様化に伴い、デルタワンデスクは”兆単位の”ポートフォリオを扱う、”なんでもあり(株だけでなく債券や為替、コモディティ、デリバティブ等々)”のデスクになっていたのも、また事実なんだと思います。
そしてその急拡大やマルチアセット・マルチカレンシーを扱う特性から、十分なリスク管理ができていなったのかもしれません。

「奇跡が必要」と言っていたといわれる容疑者。ちなみに過去このならず者トレーダー(ローグ・トレーダー)と言われたのが、女王様の銀行と言われた、英ベアリングス銀行のニックリーソン、5%の男と言われた住商の銅マーケットの大損失、大和銀行NYにおける巨額損失、そして先日の仏ソシエテジェネラルの損失、、、。

しかしよくよくみると5つのうち3つ(ベアリングス、SocGen、今回のUBS)は全てデルタワン商品での損失となっています。このあたり、決して「難しい」商品でないデルタワンで大損失が起こっている、というのはなんだか示唆に富む気がするのは私だけでしょうか?*7
*7:ちなみにこのマーケットカテゴリで出てくる、ドイチェ先物大量誤発注事件もデルタワンデスクでの事件だといえます。また、こういったアービトラージは「ブルドーザーの前でコインを拾っている」トレードだといわれることもあります。

【追記】ちなみに、やっぱりというかなんというか、不正トレードに手を染めて3年くらい発覚しなかったそうです。最後吹っ飛ばされたのはSocGenと同じ、先物のポジションを積み増して、吹き飛ばされたようです。どうもアーブというと、上記のようにマーケットがボラがないとなかなか儲からない&一回に儲けられるのは小額なので、かなりの忍耐を必要とされる、そんなに派手なデスクではないと思います。そのためあせりとか、周りで一発あてて大金稼ぐやつらに当てられて、「俺も一発、、、」>でも相場勘云々のデスクではないのでうまくいかず損失>取り返そうと不正トレード、、、という感じでは?と思います。
# by ttori | 2011-09-16 21:53 | Market(マーケット事件簿) | Trackback(4) | Comments(0)

田舎

最近フェースブックに頻繁にアップするようになったのですが(プライベートなのでばらしませんが:笑)、そうすると高校時代の友人とか、同級生がどんどんつながって行く、、、。

昔仲良かった友達とか、同級生とか、うろ覚えでしかない友達とか。昔かわいかった同級生がとってもおばちゃんになっててちょっとショックだったり(<すでにアラフォー三十路ですから)。
でも、実家に帰るのも一苦労する田舎出身者が、東京でこれだけがんばれるのも、田舎の存在が大きいんだろうな、と思います。

遠く遠く離れていても、僕のことがわかるように
力いっぱい輝ける日をこの町で迎えたい。

どんなに高いタワーからも見えない僕のふるさと
なくしちゃダメなことをいつでも
胸に抱きしめているから

遠く遠く離れた街で元気に暮らせているんだ
大事なのは変わっていくこと、変わらずにいること

何度目かわかりませんが、、槇原敬之 遠く遠く

マッキーは天才だと思います。
# by ttori | 2011-09-03 20:22 | プライベート | Trackback | Comments(2)
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小さな窓から見上げると曇り空でも、外に出ると意外と晴れてるもんだ。
by ttori
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